2011年11月22日

愛読者の声(DAYS JAPAN 2011年12月号)

 DAYS愛読者の楯 明貴です。

 12月号が届きました。激動の2011年も、もう師走が目の前であることを実感します。でも置き去りにされた問題が山のようにある中、多くの被災者が無念の思いのまま年を越さなければならないわが国の状況に、改めて遺憾の思いでいっぱいです。

 閉塞感が漂う今の日本にDAYSが凛と存在してくれていること、それが私の心の支えです。多くの読者のみなさんと思いを一つに、もっともっといい日本にしていきたい、そんな思いで誌面を手にしました。

 表紙は2号連続編集長広河隆一さんの代表的な写真です。この写真から10年経った今も、同じアフガニスタンでは悲劇が連鎖しています。狂おしいほどの悲しみが子を抱く父の写真から伝わってきます。様々な出来事の節目の年であったことを実感しながら、表紙をめくりました。

 編集長が写した大事故の痕が生々しい福島原発の写真。しかし超望遠レンズで遠くから辛うじて捉えた写真だとのこと。中で何が起こっているのかは残念ながらわからない。

 どうして原発事故後メディアは現場から遮断されているのでしょうか。沖縄国際大学で米軍のヘリが墜落した事故の際に、日本のメディアは米軍に閉め出され、多くの証拠は隠滅された苦い過去を持ちますが、自国が自国のメディアをこれほど長きにわたり、現地の取材の許可をしないのはなぜなのでしょう、普通の市民感覚でいれば「何かが隠されている」と思わざるを得ない状況を、なぜ政府高官はそろって作り続けるのでしょう。悲しくなるような写真でした。

 日本と同様に大地震に襲われ未だ事故の痕が生々しいトルコの写真。しかしトルコにも日本は原発を輸出しようとしている。日本人であることがいやでたまらなくなることが、こんなに多かった年はありませでした。

 満身創痍ながら編集長が自ら米軍の従軍取材を行った、アフガニスタンの特集。憎悪が憎悪を呼び早10年。多くの市民の人権は踏みにじられ、いったいどれだけの命が奪われたのでしょうか、アフガン人だけでなく多くの米兵の尊い人命が、虫けらのように奪われている状況に変わりはないようです。アメリカはどこへ向かうのか、時期大統領選に向けて今後も大きな注目が集まる戦争です。アメリカはもはや世界の警察ではない、世界のNo.1ではない。果たしてそれをアメリカが認める日は来るのか。後戻り方向転換の英断が苦手なのは日本だけではないことを、読みながら改めて実感しました。特集最後の見開きの写真が私は好きです。

 多くの読者のみなさんが足を運ばれると思いますが、11月30日から新宿 コニカミノルタにて「DAYS JAPANが選んだ3.11」というVISA震災写真展が開催されます。世界中が息を呑んだ大自然の驚異、人間の持てる力の儚さ、多くの人が生き方の軌道修正を迫られた大惨事の写真が日本中から集められます。キャプションに、ファインダーを覗きながら何を思ったのかが書いてあるのが、当時に想いを馳せるために非常に効果的でした。未だ目を疑うような光景のかずかずは、最後の写真のキャプションにあるように「畏怖」という念しか浮かんできません。あらためて犠牲の大きさと、被災者の想いを無駄にしてはならない、過去にしてはならないという思いを新たにしました。

 さあ私たちはどんな生き方を選択していくのか、政府や官僚、経済界の持つ権力の横暴を市民として見張っていかなければなりません。

 インフラの整っていないイランでも、新しい命は必死で学び、成長しています。「過疎の学び舎」。誰もが皆、学ぶことの楽しさに笑顔であった日があるはず。国や背景は違っても子どもたちの笑顔に国境はありません。安心して誰もが教育を受けられる世界へ、誰もが可能性とともに成長できる世界へ、この笑顔がそのまま成長できることを願わずにはいられません。

 そんな希望に満ちた幼少時代を誰もが送ったはず。そして日本は豊かな先進国と世界中から認められてきたはず。なのに成熟した国家ではない事実をつきつけられるうような、「過労自死」の記事でした。私たちの社会は何を目指して走り続けてきたのでしょうか。豊かとは程遠い現実が記されています。こんな将来を目指して私たちは必死で学んできたのでしょうか。こんな未来を自分たちの子どもにも残していくのでしょうか。絶対に絶対に、私たち日本人が持つ様々な常識や価値観を、一度見直さなければいけない時期にきています。私はこんな社会で子どもを生み育てたくはないです。みなもっと大切に自尊心を持って生きていかなければつまらない。社会を変えたい。そんな想いが次から次へと浮かんでくるような衝撃的な記事でした。

 今月は神々しいようなタンチョウの姿に癒されました。なんと美しいのか。極寒の地で与えられた命を淡々と生きる姿、そして「鶴の一声」の由来、とても面白い記事でした。彼らから見える私たち人間の社会へ、きつい一声をかけてほしい。最近私は、たくさんの自然が人間に喝を入れているように感じずにはいられません。失敗でしか軌道修正できない人間社会、失敗してもなお破滅への道を進んでしまう愚かさに・・。

 今月号の最終ページには、「定期購読者とDAYS JAPANの交流会」のお知らせが載っています。東京と大阪2箇所の開催ではありますが、とても面白そうです! 閉塞感漂う日本の社会で、頼りになる存在は多くはありません。その中でもDAYS JAPANという存在は日本の財産だと思います。各国の評価の高さを知れば知るほど、もっともっと自国にこんなメディアがあることを私たちは誇りに思い、自分たちで能動的に守り続けるべきだと思います。一人一人の定期購読が支える稀有な雑誌をたくさんの仲間と守っていきたいと思います。私も参加したいと思っています。是非たくさんの人と会場でお会いしたいと思います。みなさんお申し込みお早めに!

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2011年10月25日

「愛読者の声」DAYS JAPAN 2011年11月号

愛読者の楯 明貴です。

私は先月号の感想で放射能測定器の購入を考えたことがなかったとお伝えしましたが、とうとう福島原発由来の汚染がなんと千葉で確認されましたね。私も放射能測定器の購入を家族で検討しはじめました。悲しい家族会議です。「ただちに健康の被害はない」とまた彼らは嘯くのでしょうか。示唆はいつもDAYSがくれます。

福島原発の数ヶ月前、DAYSは“浜岡原発”を特集しました。その内容は今回の震災による原発の崩壊を予言するかの内容で、震災後読み返してみて鳥肌がたった覚えがあります。

DAYSは新しい情報だけでなく、バックナンバーを通じて繰り返し学ぶことができる、そんな稀有な雑誌だと思います。創刊号から捨てることなんて考えられない、そんな私の財産です。


前置きが長くなりましたが11月号の感想です。

なんと!!!私がとてもとても好きな写真が表紙に使われていました。以前写真展の取材に来たメディアにどれでも好きな写真の前で取材を受けてくださいと言われて、迷いなく選んだ写真がこれでした。聖母のような慈愛に満ちた表情でわが子に命を繋ぐ母親、まるで荘厳な宗教画のような美しい写真。しかしその命の源である母乳は放射能に汚染され、悲劇は連鎖を断ち切ることができない。なんて美しくなんて悲しい写真なんだと見るたびに思ってきました。はるか遠いチェルノブイリのことを考えながら・・。この写真がまさか自分の国の悲劇と25年を経て重なるなんて今でも信じられません。福島の母たちはどんな思いでわが子に母乳をあげていることでしょう。同性としてやりきれません。

だからこそ特集「子どもたちを救え!」は全てが日本の未来と重なります。これが予言になってほしくない、とにかく同じ道をたどりたくない、国を信じることができない悲しい現実を前に、市民として賢明に生きる術を身につけ福島だけでなく日本の子どもを大人たちが守らなければ、そう痛感しました。DAYSはいつも私を助けてくれますが、母になる身として、「チェルノブイリハート」http://www.gocinema.jp/c-heart/ という映画も併せて観にいこうと思っています。

ヨウ素剤配布に関しては、過去のDAYSでも地域別に首長たちの判断を取材していてとても面白かったのですが、今回は英断した首長のインタビューもサラリーマン首長の多い社会で救われる記事でした。人の命が宝くじのようにたまたま少ない確立でいいリーダーにめぐり合えていたから救われた、というレベルの日本の社会なんだ、と反面恐ろしくもなりました。

最後に福島とチェルノブイリの地に瓦礫と化したピアノが曝されている広河さんの写真。身震いがしましたね。悲しかった。未来まで重ならないように、賢明に生きなければ、そう痛感しました。

「チェルノブイリの謎の雨」最終回でした。実は私には少し難解な事象で記事を理解するのに毎号一番時間がかかる内容なんですが、人間の力がこれほどまであったのかと改めて驚く反面、その力を結果的にいつも愚かな方向へしか使ってこなかった人類の歩みを振り返り、やりきれない想いにもなりました。人間は賢いのか愚かなのか。この記事を読むたびに繰り返す疑問ですが、力、技術は英知に至る道をたどらなければ結局はむなしきものだなと感じました。また、今回日本で発覚した近畿地方の放射能汚染に関しても、人工雨作戦なるものがあったのか、素朴な疑問が湧いてきました。


「9.11から10年」Kuniこと高橋邦典さんの面白い視点の取材です。編集長も邦さんのポートレートのうまさをいつも絶賛されていますが、人びとの強さ、弱さ、悲しみ、葛藤・・様々な背景を光をうまく操り一枚の写真に収めていく邦さんの写真に、見とれてばかりでした。


「子どもたちはどこで寝る」象徴的な写真を通して世界を観ていくことをDAYSは時々してくれますが、事象そのものを切り取るよりも想いを馳せ易いものです。併せて富豪の子どもたちの寝室と並んでいてもおもしろかったかなと思います。どの命も生まれる地を、親を選ぶことができません。生まれながらにあまりに大きな宿命を背負わされる子どもは地球上にどんなにたくさんいるのか。その中でも希望を繋ぎ強く生きている人の人生もまたDAYSを通してたくさん伝えていただければと思います。


北海道の大地で今月は終わります。
こんな美しい島に生まれ、私たちはその美しさに目をやる余裕をなくしていることがおおいのではないでしょうか。人間が自然の一部として自然に敬意を払い、自然の美しさを大切にしながら生きる道を、ここからまた選択できるのだとしたら・・・日本にまだチャンスはあります。そのためには、私たち読者が主体性を持って社会を監視し、能動的に生きていく必要があります。


DAYS市民株主が誕生するそうです。ただ受身で記事を受け取るだけでなく、もっと能動的な自分になるために、私は株主になります。是非読者のみなさん、手をつないで仲間になりましょう。ひとりの力はちっぽけですが、つながれば無限大です。

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2011年09月20日

愛読者の声(2011年10月号)


 愛読者の楯 明貴です。

 3.11から半年経っての10月号。表紙は町工場の青年。たくましい腕が印象的。働くことの喜びや自分の存在への誇りを感じるようないい表情です。いつも子どもや動物の写真が表紙を飾るDAYSでは珍しいチョイスです。後述する町工場の記事を読むとわかると思いますが、閉塞感のある今の日本が立ち戻るべき場所を示唆しているような表紙での始まりです。

 特集は「「放射能」どう測る?」
この話題が特集にくるような今の日本の現状であった、ということが最初の驚きでした。
テレビや新聞からは放射能の深刻さを伝える場面が減り、原発なしで夏を乗り切ったことに多くの国民は安堵している今なお、市民が放射能を測定する必要があるという現実に愕然とします。
 自分自身は購入しようと思ったことがないのですが、たくさんの方が安心に対する対価を払っていることに刺激を受けつつも、購入した方の背景、なぜ決して安価でない測定器購入を決断したのか、私のような普通の市民の生活に必要なのか、特別な背景があるから必要なのかも知りたいなと思いました。
 普通の市民である私は、東北の復興を願いながらも流通している東北産の野菜、米を避けて生活しています。食べてもいいのか悪いのか、自分の住む地の水道は本当に安全なのか、どんな生活をしたら内部被曝をさけられるのか、未来の子どもに放射能をバトンしないように、女性が自分の体を守るために必要な情報が、次回以降届けていただけたらうれしいです。でもこれは現段階では、あらゆることが明言できないから出てこないでしょう。
 広河さんは過去にチェルノブイリの話、日本の原発の話をしながら、放射能について人類が持つ情報や対策があまりに不透明である、だからこそ安易に原発に頼ってはいけない、放射能が飛散してからその恐ろしさを知っては遅いと、いつもいつも発信をされてきました。そのことを悔しさとともに思い返しました。とても興味深い特集なので、引き続きいろいろな角度から切り込んでいただけたらなと思いました。貴重な情報をありがとうございます。

 9月21日19時から文京シビックホールで「これから起こる、本当のこと」という広河さんらのトークイベントがあります。きっとこの記事に関連するような発信があるはずです。私も自分と家族を守る術を学ぶために参加しようと思います。読者以外の方にも是非お知らせください! 今こそ市民が強く、賢くあるべきですよね!

 そして旬な作家、池井戸さんと実際の日本の町工場の写真を組み合わせたエッセイ。これはとてもおもしろかったです! 直木賞作家が「日本ってこんなにかっこいい面もあるんだよ!」と激励しているようなあったかいエッセイと、広河さんと佐藤さんが撮る、凛とした姿の町工場の人びとの姿が、今後日本が改めて向かうべき先を示唆してくれているように感じ、とても心温まる時間でした。

 連載3回目を迎えた「チェルノブイリ謎の雨」。私的には大大スクープのような記事なのですが、他の読者のみなさんはどんな思いで読まれているのでしょうか。
“人工雨”という映画の中のような技術が現実に可能なんですね。放射能の雨が、川や水道水を汚染し、土壌の汚染も拡大させるのならば、雨を降らせる雲を追い払えばいい。放射能を含む雲が都市に到達する前に雨を降らせばいい。そうした操作も人間には可能だということが、噂なのか真実なのか未だ不明ですが、広河さんの記事を読む限り限りなく真実に近いことを実感します。
しかし天気まで人間が操作しようとすること自体に疑問も感じます。読み終えとても複雑な気持ちになりました。人間とはいったい何なのか……。そうまでして私たちは生き残っていい生き物なのか……。答えに至らない思いですが、次回を読んでまた考えたいと思います。次回は最終回です。実際に人工雨作戦の実行部隊にいた人のインタビュー中心とのこと。何でこんな取材が可能なんだろうと、毎回びっくりします。とにかく非常に楽しみです!

 江成常夫さんの写真は、いつもアーティスティックで胸に迫ってくるような色が好きです。特に赤が深く。濃く、印象的です。とても迫力のある記事でした。
太平洋戦争の激戦区、ガダルカナル、パプアニューギニア、フィリピンのルソン島・・・“鬼哭(キコク・浮かばれぬ亡霊が恨めしさに泣く事)の島”と表現し、太平洋戦争から70年たってもなお遺骨が野ざらしにされ、多くの戦死者の魂が成仏できずに無念を抱きながらさまよっていると言われる地を取材されています。その過去の声に今の自分たちは何を学べているのか、現代に生きる人間への警告として写真が代弁しているようです。
 今、そこで何かが起きている写真を撮るよりも、過去に何かがあった地で深い悲しみや憤りを写し出す事は本当に難しいことだと思います。江成さんの深い洞察力と表現力だから撮影できた写真が、それをしっかりと伝えてくれています。さすがだ!と唸ってしまいました。

 作品を見たあと、「私の取材機材」で江成さんが紹介されています。キャリア50年の江成さんの歩んだ道を機材と一緒に知ることで、前述の眼差しに納得しました。

 80回目の連載を迎える「営みの地球」でも、今月は違った角度から地球の雄大さを伝えています。人間がまだ自然界と謙虚に向き合っていた頃、自然がしっかりと人間を守ってくれていた頃を見事に表現しています。人間が今後考え続けなければならないことを宿題として読者に残し、今月号は終わります。

 「人間としていかに生きるか」をいつも教えてくれるDAYS JAPANが自分のそばにあることをいつも感謝しながら、感想とさせて頂きます。

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 測定器特集は、買いたいけれどどこで何を買ったらいいかわからない、
という声を多く聞いたために、購入して測ってみた人の体験アンケートを前面に出して、
そしてNHKの衝撃的なETV特集で汚染地図を作っていく様子を報告された、
木村さんと良心的な業者の立場から原さんのお考えを聞きました。
「測定器に頼りすぎるな、誤差はあるものと思え。しかし器械でしか測れない放射能。
普段から測って、数値の大きな変動を見逃さないようにして、逃げろ」ということでしょうか。

広河

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2011年08月20日

【愛読者の声】最新号「9.11から10年 世界はどう変わったか」(DAYS JAPAN 9月号)

創刊号からのDAYS JAPAN愛読者 楯 明貴です。

9月号拝見しました。

今月号の大注目は、なんと言っても3.11後の福島原発内部の取材記事です。よくぞ撮った!小原一真さん。

彼はDAYS JAPANフォトジャーナリスト学校第2期の卒業生。DAYSに学び、DAYSの志を受け継ぐジャーナリストが、どのメディアにも先駆けて私たちに、今日本で間違いなく一番困難な取材を成功させたこと、そして社会にその情報を一番最初に届けるメディアがDAYS JAPANであったことはとても意味のあることのように感じ、読者として改めてDAYSを誇りに思いました。

小原さんが目の当たりにした最前線で戦う作業員の方々の厳しい現実を、私たちは直視する必要があります。だからこそたくさんの人にこの記事を届けたい。そう切望します。是非周りの方にもこの貴重な記事をお知らせください。

これが契機となり、メディアが本来の役割である権力(政府・電力会社・官僚)の監視の役割を取り戻すようになることを読者として願わずにはいられません。



そして表紙、特集には10年前の衝撃。



9.11から10年後の3.11・・・

因縁めいたこの数字が示唆する人類への警告はいったい何なのか。無力感を二重にも感じる構成に、人類がずっと向き合わずにきた課題を改めて突きつけられた気分でした。だからこそ真剣に市民も向き合わなくてはいけません。私たちはいかにそこに未来を見出すべきなのか。

素晴らしい執筆陣が、9.11から中東革命、9.11から日本の政権混迷、9.11からエネルギー問題、9.11から情報革命、といろいろな角度からあの出来事に切り込んでいます。読み応え抜群です。



広河編集長の「チェルノブイリの謎の雨」は、先月号から始まった短期連載ですが、今や遠い話ではない私たち日本人にとって、自分たちに重ねることが恐ろしくて読みたくなくなる衝撃の事実ばかりかもしれません。でも、DAYSでしか知ることのできない貴重な記事です。



いつも衝撃の連続で、疲れと緊張を癒してくれるのは、最後の「営みの地球」のページです。美しい写真の背景にある問題の示唆もありますが、写真を見て微笑まずにはいられません。愛らしい写真が私に笑顔を戻してくれます。美しいものがただただ美しく生きられる地球であってほしい。自分たちが立ち戻るべき、守るべき営みとは何かをいつもいつも考えさせられます。

今月のDAYS JAPANもどうぞたくさんの方の心に届きますように。

posted by デイズジャパン at 12:46| Comment(0) | 読者の声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月30日

DAYS JAPAN 7月号に対する読者の声(From Twitter)


DAYS JAPAN 7月号が発売して一週間以上が経ちました。

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昨日は、デイズジャパン・スタッフから、7月号の読みどころを紹介させて頂きました。
http://daysjapanblog.seesaa.net/article/211661732.html

本日は、読者の皆様の声をTwitter(ツイッター)から集めましたので、
それをお伝えしたいと思います。

※ デイズジャパン公式ツイッターはこちらです。
http://twitter.com/?lang=ja&logged_out=1#!/DAYS_JAPAN


以下、読者の皆様の感想です。
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○ 素敵な写真がたくさん載ってますよ!私は毎号、子どもと一緒に読んでます^^♪


○ 福島市在住です。(妻子は関西に避難し3ヶ月。息子すぐはもうすぐ2歳。本当に悔しい。)
  7月号、赤線を引きながら拝読していたら、誌面が真っ赤になってしまいました。一字、一句見逃せません。


○ 私も読みました。新聞なんか読むくらいなら、こちらを是非購読してほしいですよね。


○ 7月号の DAYS JAPANはすごい読み応え。
  原発作業員Tさんのロングインタビュー、福島原発の誕生、虹のように多様な性(LGBTの話)、ハンセン病などなど。
  写真、文章とも素晴らしい。良い雑誌は買って読みましょう。巻末のツキノワグマ可愛すぎ。


○ 7月号の原発作業員と福島の住民へのインタビュー。腹にズシンと重たい石が落ちる。
  これは本当に読まなきゃいけない。読んで受け止めなければ。


○ 今日は、月刊誌DAYS JAPANが届いたよ。福島の人々の声、原発で作業している人の現場の声、涙が止まらなかった。
  この国は命よりもお金を優先しているってすごくわかる…福島にいる高校生が『将来は子供を産まない』と決めて留まっている子もいるんだって。


○ Days Japan、フォーサイト、週刊金曜日、週刊ダイヤモンド。これらの雑誌を読むと、
  日本のジャーナリズムが瀕死の一歩手前で粘り強く踏みとどまっている理由がよくわかる。
 真実を伝える眼には常に旺盛な探究心と健全なる批判精神が必要だ。福島人の希望の光であり続けてほしい。


○ 今月号「DAYS JAPAN」特集 福島の行方、原発作業員のインタビューやばい。ヒト感がやばい。人の人生なんだな…


○ 今月のDAYS JAPANの記事はどれも重く重要なものばかりだった。 戦時中のような福島のコミュニティへのインタビュー
  LGBTの特集 ハンセン病を振り返る 振り回される生を生きることがどれだけ困難なことなのか。
  同時にその中で生きる人のエネルギーとパワーを感じるものだった


○ きょうは『DAYS JAPAN』の重い記事読んだのであまりオチャラけたツイートができない。手にとれる環境にある方、
 「人海戦術の海になる」「被爆する大地と人々」だけでも読んでみてください。


○ days japan 7月号 読んでいて泣きそうになる。

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上記以外にも、デイズジャパンに関して、感想や励ましの言葉そして厳しい指摘をTwitterなどで発信してくださりありがとございます。
これからも、定期的にTwitter(ツイッター)のつぶやきを集めて、お伝えしていこうと考えています。


DAYS JAPANに関する感想はメールでも受け付けております。
info@daysjapan.net までお願いします。
posted by デイズジャパン at 14:03| Comment(1) | 読者の声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月19日

【お寄せ下さい】3月号読者アンケート

3月号表紙のコピー.jpg


最新号「韓国女性の美容整形」が
本日より書店に並んでいます


如何でしょうか?
是非あなたのご感想をお寄せください。

今までのDAYSとちょっと違う表紙で
編集部はとっても気になっています


2011年3月号「韓国女性の美容整形」詳細
http://www.daysjapan.net/about/index2.html

読者アンケートフォーム
https://ssl.form-mailer.jp/fms/dba023a7111647

posted by デイズジャパン at 20:43| Comment(0) | 読者の声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月09日

読者アンケート(2011年1月号)

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2011年1月号の読者アンケートが連日届いています。
書店に置いてあるのも後10日(1月19日まで)
是非、お見逃しのないよう、お急ぎお買い求めください。

2011年1月号「浜岡原発〜爆発は防げるか〜」http://www.daysjapan.net/about/index2.html


硫酸による女性暴力の記事の口紅を塗ってあげている写真が、とても素晴らしいと思いました。適切な言葉が浮かびませんが、美しいというような印象を受けました。原発には反対、原発を無くしたいと思っていましたが、浜岡原発の危険度がこれほどまでに高いということ、またこんなにも民家と近い位置に建っている原発があるんだということは、まったく知りませんでした。こういった事実をどうにかもっと大衆に広めなくてはと感じます。


ページをめくるのを躊躇してしまう写真もありますが、それこそが我々が直視し、考えなければならない問題であると感じます。時に危険を犯してでも取材にいかれる方々の情熱、心から尊敬致します。応援しています、これからも頑張って下さい。


50代主婦です。専門家ではない私には浜岡原発の記事が少し長く難しかったです。42ページからのパキスタンの女性問題の写真は見ていて心が痛くなる内容でしたが、こういう問題こそ伝えていただきたい問題だと思っています。個人的に報道写真に関心があり、今までも写真展などでいろいろな作品を見る機会がありましたが、これほどまでに心を動かされたのは初めてです。ありがとうございます。

先月と合わせてアメリカのことについて触れてあったのが良かったです。アメリカの影の部分、あるいはマイノリティの部分が浮き彫りにされることは、意義のあることだと思います。


原発特集はとても良かったです。こういった事実を知らずに日本に住んでいる人はまだまだたくさんいます。周りに今月号を勧めていますが、連載企画にしてほしいと思いました。是非ご検討下さいませ。電子版DAYSに期待しています。


「スーチー氏解放の日」では、7年半の軟禁生活を解かれた後の、凛とした気品を失わない、その民主的理想をくじかれることのなかった女性政治家アウンサン・スー・チー氏の写真に感動した。拷問や投獄を繰り返す残忍な軍事政権に軟禁されながら、正気と冷静さを失わず、自暴自棄と怠惰に流れなかったスーチーさんの精神力は、これはもう、私などにはとても真似は無理で、ただただ尊敬するばかりである。しかし、こうした実例が存在するからには、まわりも、理想を失わずに、希望に燃えて、平和と民主のために努力しなければいけないのだろうなと思う。

「浜岡原発 爆発は防げるか」は、ショッキングな写真と記事だった。メルトダウンが起きれば、日本の中枢部は即刻全滅、一週間のうちに、北海道から沖縄まで放射能雲にすっぽり包まれるという。これでみんなが黙って手をこまねいているようなら、とても正気の沙汰ではない。人類文明との調和も、そこに住む人間達が幸せに生存できてこそのはずである。政治家には、目を覚まして欲しい。

「硫酸による女性暴力」では、硫酸で顔に損傷を追いながらも、弁護士になって人助けをするという高邁な理想を失わないナイラの勇気ある人間性に心打たれた。女性は弱く、ひどい目に合う人は多い。病人や障害者もいる。私もその一人だ。だが、ガンから生還した大リーガーもいることだし、人はどこにいても、どんな状況でも、祈り、学び、理想を目指して努力することはできるのだと、励まされた。

「おばあちゃんと猫 お家に宿る神様」は、素晴らしかった。周りの全てに存在意義を見出し、感謝し頭を下げて、働きつつ、晩年の日々を送る・・・。私は長生きできるかどうか分からないけれど、できるなら、こういうおばあちゃんになって、最後の日々を送りたいと思った。美しいおばあちゃんだと思う。


読者アンケート募集中exclamation
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2010年11月24日

DAYS12月号読者アンケート

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12月号「未知のアメリカ/原発で消える海」について続々とご感想が寄せられています。
まだご覧でない方は、是非お手にとってご覧ください。
引き続き、皆さまからのご意見、ご感想をお待ち致します。

2010年12月号
http://www.daysjapan.net/about/index2.html

読者アンケートフォーム
https://ssl.form-mailer.jp/fms/dba023a7111647


以下、読者の皆さまから寄せられてご意見の一部をご紹介いたします。

【今月号ご購入のきっかけを教えて下さい】
定期購読中
記事の内容にひかれて,写真にひかれて

 
【今月号のご感想をお教え下さい(特に良かったと思う記事・写真など)】
原発で消える海
表紙の写真がとても印象的。
先月号から定期購読を始めました。今月号は全ての記事に見応え・読みごたえがありました。本当に。特に福島さんのお話は、すごく考えさせられました。これから自分がどう生きて行けばいいのか。大切な何かを教えられたと感じています。
原発で消える海
表紙

【これからDAYS JAPANで特集してほしい問題を教えて下さい】
沖縄の基地問題、原発の問題
在日外国人問題
虐待問題
公害補償の現状、原発輸出、米軍基地
便利や恩恵の裏事情、他人事じゃない自分が関っている身近なところ
核汚染の実態・・・捨てられた核残宰にはショック
上関原発で消える海・・・空からの田ノ浦
毛皮産業の実態
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2010年11月22日

【ご意見お聞かせ下さい】2010年12月号「未知のアメリカ」

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11月20日(土)に12月号が発売されました。
皆さま、お読みいただけたでしょうか?

特に印象に残った写真、文章、言葉、、、などなど是非ご感想をお寄せ下さい。
心よりお待ち申し上げます。

「DAYS JAPAN」2010年12月号
http://www.daysjapan.net/about/index2.html

読者アンケート

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2010年10月25日

11月号読者アンケート

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11月号「若者の撮った基地と人々」のご感想を頂いております。
励ましのご感想、成長させて頂くご意見、大変勉強にさせていただいております。
引き続き、お待ちしております。
よろしくお願いいたします。

11月号詳細 http://www.daysjapan.net/about/index2.html

ぴかぴか(新しい)読者アンケート実施中
https://ssl.form-mailer.jp/fms/dba023a7111647
ぴかぴか(新しい)


【今月号のご感想をお教え下さい(特に良かったと思う記事・写真など)】
福島さんの記事は最終回にふさわしく、見開きは静かな写真なのに今までで一番強烈でした。
伊江島の特集が良かった。伊江島の全景など、米軍基地の大きさが良く分かった。
特集沖縄伊江島
ドイツの「原発延命」一斉反発がよかった。
沖縄住民の声、編集後記
若者の撮った基地と人々、アフガニスタンからの生還


【これからDAYS JAPANで特集してほしい問題を教えて下さい】
原発、とくに海外への輸出について取り上げて欲しい。
原発
原発、イラク、アフガニスタン、
日本の電力会社はなぜ原発を縮小していかないのか?を示す多面的事情について、六ヶ所村再処理施設の現況は?
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2010年10月22日

10/23 ドイツ平和村に来る子どもたち


明日、ドイツ人フォトグラファーのウリさんと東ちづるさんの講演会
カタログハウスの学校が開催されます。紛争国でケガをした子どもたちを無償で治療しているドイツ国際平和村について語ります。当日、参加もOKですexclamation

http://www.cataloghouse.co.jp/study/#T20101023001
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2010年10月06日

子どもたちからのDAYS JAPAN応援歌

広島の小学校から大変励まされるお便りを頂きました。

5年生のクラスを受け持たれる先生が、
まだ早いかと悩みながらも、購読してくださっているDAYS JAPANを教室に置いていたところ、
何人もの生徒のみなさんが読み始め、持って帰った方がいいかという問いかけに、

「本当のことが知りたいから置いておいてほしい」

と答えられたそうです。

そしてDAYS JAPANへの応援歌を書いて下さいました。

その真っすぐなエールに、
忘れてはいけないジャーナリズムの基本がつまっているようで、
社員みな背中を押されました。

送っていただいた応援歌をご紹介します。



●酒井愉未さん 
DAYS JAPANをよんで、正直どきりとしました。
私たちの知らない世界でこんなに悲げきてきなことがおきている。
とてもこわくなった。けれども目をふさいでしまってはこの問題は解決できない。
一人でも多くの人にこの真実をしってもらいたいです。
一枚の写真でもきっと一人一人がかんがえると少しでも解決できそうなきがする。
この本はもっと多くの人にしってもらいこれからもつづけてほしいです。
これからもこの本をかいてください。

●高橋京子さん 
DAYS JAPANはちょっとざんこくな所があったけれど、
私たちの知らない事が色々わかってとても勉強になりました。
あと写真をとるのは大変そうですがいい写真なのでやめないでください。
出来たら親にたのんで買ってほしいです。

●西本絵美子さん
DAYS JAPANのみなさまへ
私は、この本を読んで世界の本当のすがたが分かり、とても勉強になりました。
たとえば、動物たちのききや、そのほかにも、いろいろなことが分かりました。
私は、これからももっと読みたいので、がんばって続けてください。お願いします。

●松本さん 
いろいろな事がのっていておもしろかった。
だいなみっくに写真がのっていてすごかった。
かん境のことなどがわかった。

●滝浪さん 
今、日本やびんぼうな国が、
こんな大変なききになっているとはしらなくって写真で見て分かった。
自分でやって助けれることはしたい。
もっとだしてほしい。

●福島愛理さん 
こん日は。私は5−梅 福島愛理です。
私は先生が家から持ってきた、DAYS JAPANを見て、とっても感激しました。
あんな、戦争のあった国に行って、その写真をとって来て、
DAYS JAPANにのせている事はすごいと思いました。
それで私は色々な国の問題になっている事とかをしれて、
勉強になる事が有りました。
これからも色々な事を見たりして、知りたいので、がんばって下さい。

●堀江眞子さん 
DAYS JAPANをよんで思ったこと世界でおきている戦争は
テレビでもやっているけどこの本にはもっとひどいことがのっていた。
私もできることがあったらぼ金など小さなことでもやろうと思った。

●合田莉彩さん 
私は、このDAYS JAPANを読んで、とても良かったなーと思いました。
世界の人のくらしやかんきょうが良く分かりました。
すごく勉強になりました。
でも、先生が「読む人が少なくなっているからなくなるかもしれない」と言ったのを聞き、
とても残念に思いました。
私は「絶対なくならないでほしい!」と思いました。
だから、読む人が少なくなっても続けて下さい。
がんばって下さい!私はDAYS JAPANが大好きです。

●小林えれなさん
私はこの「DAYS JAPAN」は大人の人や10代の後半の人たちだけでなく
私たち位、10才位のころから読むとしょう来役に立つと思います。
みんな「リアル〜」とも言いましたがそれだけではないと思います。
私たちの住んでいる美しい地球でも今は地球のおかげてくらしている
私たちが地球をほろぼしてしまうようなことになっています。
それに地球の上でくらしている私たち自身もくらしていけるのかきけんになっています。
そのことを知らせ未来私たちが活やくしていくためにも
この本「DAYS JAPAN」は必要だと思います。
これからもがんばってください!!

●三原由莉さん
DAYS JAPANを見て、どれだけの人がくるしんで悲しんだことがわかった。
とくに第6回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞特大号の21や23ページには
はっきりいっておどろいたしちょっとこわかったけど、
世界のこういうこわくおそろしいことがしれて、
たすけられないのかなーと思った。
そんなかんたんにできないと思うけど、何年何十年でもかかっていいから、
このおそろしく悲しいげんじつをなくしたい。という気もちになれた。
いつかかならず「へいわ」という字が世界中につたわってほしい。

●真田理菜さん
DAY JAPANを読んで 私は一番はじめに乳がんになってしまった人々の写真をみました。
この写真は、乳がんになっても、がんばるすがたが、うつされていました。
今、健康である私達や、家族はそんなことを考えたことはないのですが、
この本一冊で考えさせられました。
そして山の中で、自殺する人がうつされていました。
これは私にもつらく感じました。
これは自殺する人だけの問題だけでなく、
そうさせてしまった人にも問題があると思いました。
やはり、この本があるだけで人の心が動かされ、
考える心と、やさしさの心がうまれると思います。
私は、この本は、続けてもらうべきだと思います。
もっとこの本を読んで、人々に知ってもらいたいと思います。

●三根加帆里さん
「DAYS JAPAN」の編集部のみなさん 
私は学校に置いてある「DAYS JAPAN」を読みました。
その雑誌には、世界の本当のすがた、食がゆたかなところ、まずしいところ、
いろいろなすがたがのっていました。
世界では、一日にたくさんの方が亡くなりました。
「DAYS JAPAN」は日本、そして世界の現状がかかれていて、とても勉強になりました。
だから、私は、とても大切なことを教えてくれる「DAYS JAPAN」に
やめてほしくないと思いました。
これからも「DAYS JAPAN」を続けてください。



みなさんからの直筆の応援歌
一部変更  子ども達の応援歌.pdf

広島市安田学園安田小学校5年生のみなさん、
担任の原田泰弘先生、

これからも頑張ります。
どうもありがとうございます。
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2009年08月25日

読者の声 2009年9月号no,1

◎おばあちゃんとねこ

最新号、不覚にも?「おばあちゃんと猫」に心打たれました。
一人の人間と、一匹の猫が寄り添って生きる姿になんともいえないあったかさを感じました。
命のあるところ・・・生きている匂いが伝わってくるのです。
人が生きている姿を伝えるのもDAYSの大事な仕事かなあと思っています。

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2009年08月02日

読者の声 2009年8月号no.10

◎チベット祈りに生きる人々

『「欲望・妬み・怒り」心の中の3つの毒があなたを苦しめる。』
チベットの僧侶が告げた言葉。私のこころにも届きました。しかし、それは自分のこころの中に潜んでいる毒でもあると感じました…

武力によって、チベットの人々の声が消されている。
人が人として生きる権利を人が奪っている。
対岸の火事ではなく、チベット問題について、
私は、恥ずかしながら、まだ知らない事だらけなので、
この記事を読み、あらためて、
チベットを知ろうと思うキッカケを与えてもらったように思います。
また、写真は美しく、そして厳しさを感じます。
特に、祈っている見開きの僧侶の写真は切実な希望を唱えている表情が伝わってきました。
※白黒で現像すると同じ写真でも表情が違ってみえるのかもしれないなと思いました。
(20代/女性)
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2009年07月30日

読者の声 2009年8月号no.9

核の恐ろしさは、事故や爆発が起こったときの初期被ばくはもちろん、長い時間土地に残り、体に堆積し、子供へと受け継いでしまうことだと、写真と文章の力でよりつよく再認識しました。

そして、村がいくつもなくなり、人々が、事故を知らない子供たちまでもが、23年たった今でも苦しみつづけているというのに、「安全」「がんの発生の増加とチェルノブイリの事故との関係性は確認できない」とする行政の対応は、広島で原爆が落とされたあとの広島市、日本の被爆者に対する対応と重なります。

最近核関連の本をたくさん読んだり、写真を見たりする機会があるのですが、知れば知るほど「これは犯罪だ」という思いが強くなります。原爆の投下、核実験そのものはもちろん、事故で被ばくした人々への行政の対応も。

時間の経過により、どんな悲惨なことが起こっても周辺の人々は忘れてしまいますが、チェルノブイリ、セミパラチンスクで今も被ばくの影響を受け続けている人々の写真は、目をそらしてはいけないものだとおもいました。
(20代/女性)
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読者の声 2009年8月号no.8

「核の痕跡」
現地で事故の年に生まれた子どもも、今はもう23歳。
自分と同い年だからこそ、親近感も沸いてくる。
これまでの長い年月を、放射能によって苦しめられてきたのかと思うと、胸が苦しくなる。
それと同時に、こんなにも長く痕跡を残す、放射能の影響に恐怖も覚える。どこにぶつければいいのかわからない彼らの痛み、苦しみ、怒り。それが何代にもつながっていってしまう。
そんな彼らの思いを拾うことこそ、フォトジャーナリストの仕事なのだろう。
(20代/男性)
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2009年07月29日

読者の声 2009年8月号no.7

まず印象に残ったのは辻出紀子さんの紹介でした。今の自分と同年代で活動されていて、共感するものがありました。同時に身の上に起こる事故に対しての覚悟、フォトジャーナリストになる大前提の事を再認識しました。


原発事故23年後のチェルノブイリの写真がショックでした。今だに残させれている廃墟。日本は戦後の焼け跡から同じ年月をかけて高度成長期に入って行き、戦争の傷跡も端からは見えないようになっていたと思います。
この号のチェルノブイリの写真は、まるで戦闘でもあったのかと思ったほどでした。なぜ日本のように、傷跡を隠すように新しいものを作らないのか疑問が浮かびました。
汚染されているから立ち入りたくない土地であると公言しているようなものなのに、人間が自分の失態を覆い隠したがる心理がもどかしくなりました。


リカルド、ヤマモトさんの記事は私にとっては身近に感じるのもです。今、私が居候させてもらっているお家の主、67歳のゆみこさんは、18歳からずっとブラジルに関わって来て、日系ブラジル人、そして出稼ぎのコロンビア人が毎日のように家にやって来て、日本語を勉強して行ったり、いろんな話をしています。
記事の中の、

「日本社会を避難しようとしているわけでも〜私たちはどのように記憶されているのだろうと。」

と言う事はいつも考えさせられています。ブラジルだけでなく、在日韓国人や部落や過疎地の人々のことも。


同じ地球上に、同じ国に共存して行く永遠のテーマのうちの一つなのだと思いました。
(20代/女性)
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2009年07月28日

読者の声 2009年8月号no.6

「ブラジル生まれ 日本育ちの私たち」を読んで

「出稼ぎ」を目的に多くの外国人が日本に渡ったと同様に、戦前日本人も「一攫千金」を狙い渡航した。‘移民’としての海外生活は、馬小屋での寝食、長時間に渡る肉体労働と夢にも思わぬ生活が待っていた―半世紀以上経った現在、グローバル化によって恩恵を預かる先進国の影で、経済を支えているのは、低賃金で働く移民をはじめとする外国人労働者です。私たちの生活を支えてくれている外国人コミュニティのマイナスイメージを払拭させてくれるような日系人経営者の奮闘も話を聞きますが、彼ら、彼女らが安心して暮らせる基盤を作るにはまだまだ時間がかかると思います。
(20代/女性)
posted by デイズジャパン at 11:21| Comment(0) | 読者の声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

世界報道写真展とDAYS写真賞(読者の声3)

全体を通してまず感じたのが、世界報道写真大賞には、アジアの問題を取り上げたものがあまりにも少ないということです(「スポーツ・アクション部門」や「スポーツ・フィーチャー部門」などの比較にならないものは除く)。児童労働や奴隷制度については、アフリカだけでなくアジアにも多いだろうに、と感じました。

次に感じたのは、DAYS国際フォトジャーナリズム大賞との視点の違いです。DAYS国際フォトジャーナリズム大賞は、弱者の視点から撮られているもの、弱者を被写体にした写真が受賞していますが、世界報道写真大賞は必ずしもそうではありませんでした。例えば、世界報道写真大賞を受賞した、警官が立ち退きを命じられた家に入っている写真は、個人的には、立ち退きを命じられた人々に焦点を当てるべきだと感じました。また、「スポット・ニュース部門」組写真3位を受賞した、南オセチア自治州をめぐるロシアとグルジアの交戦を撮った写真には、ロシア兵士が司祭から祝福を受けている写真がありましたが、ここでは交戦に巻き込まれた人々を撮るべきだと感じました。

個々の写真で感じたことを書きます。

「スポット・ニュース部門」組写真1位の写真に、兵士に踏まれている男性の写真がありました。たしかに弱者を写していますが、あの写真は「尊厳を伝える」というより、単なる暴力描写のような気がしました。同じように、「スポット・ニュース部門」組写真特別賞を受賞した、ムンバイでの、武装した男性による銃撃の模様を撮ったものがありましたが、あの写真も単なる暴力描写だと感じました。また、「同時多発テロ」という表現も気になりました。
「ニュースの中の人々」組写真3位を受賞した、トゥアレグ族を撮った写真のキャプションが、弱者からの視点ではないように感じました。

個人的に印象に残っているのは、比較ではありませんが、「ポートレート部門」単写真3位の、チベット尼僧の少女の写真です。背景の暗闇によって、彼女の瞳や頬の赤みがとても映えるような構成で、とても力強い写真でした。また、同性愛者に密着した組写真は、DAYS国際フォトジャーナリズム大賞では見られないものなので、新鮮でした。
(20代/男性)
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2009年07月21日

読者の声 2009年8月号no.4

 購読者の方から最新号の感想が届きましたので
ご紹介いたします。

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 本日(17日)、最新号が届きました。
どの記事も見応え・読み応えがあると思います。

 印象に残った記事は、「ブラジル生まれ 日本育ちの私たち」、
「現場から〜教会の炊きだしに住民が反対運動」、そして中村梧郎さんの写真です。

 とくに「ブラジル生まれ 日本育ちの私たち」は4月号の内容をより深化させたものとして好感を持ちました。展開されている文章も、移民政策というものが資本の要請によるものだということをきちんと指摘している、とてもいい文章だと思います。生き抜いていくために労働者が国境を越えることは、今後ますます増えていくでしょう。これからの社会のありかたは、多文化・多共生の社会を作っていく以外にはないと確信しています。

 このかんのDAYSの誌面は、排外主義を絶対に許さないという基調が貫かれていると感じます。6月号の「北朝鮮のフツーの人々」という特集もそういう姿勢のあらわれなのではないでしょうか。もちろん私は北朝鮮の「核実験」を支持するものではありませんが、こういうことはあえて記事としては取り上げず、静観しておくのがベストであろうと思います。下手に弾劾基調の誌面をつくったら、マスメディアの排外主義キャンペーンとなんら変わらなくなってしまうのではないでしょうか。そういうことを見越した、おもしろい特集であったように思います。

 「教会の炊きだしに……」は、「東京新聞」の特報面でも報道されていたものです。「地域住民」の野宿労働者への差別・偏見はひどいものです。「町内会」などの地域ファシズムを担っている連中の「反対運動」なるものは、本当にどうしようもありません。野宿せざるをえない現状に対しては何一つ取り組まず、野宿労働者を排撃していくことなど、絶対に許されることではありません。こういうことが、少年たちの野宿労働者への襲撃事件を生み出しているということをはっきりと見ておく必要があると思っています。


posted by デイズジャパン at 20:57| Comment(0) | 読者の声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする