2010年12月11日

DAYS JAPAN12月号 読者の感想

12月号 読者から多くの感想を頂いております。

●12月号に寄せられた感想●

・先住民と汚染の大地は、
以前ナバホ族のことを調べたことがあるだけに衝撃的でした。

・表紙写真の猫の後ろ姿が可愛くて、
初めてDAYS JAPANを手にする人がいるかもしれないと思った。

・表紙の写真がとても印象的

・11月号から定期購読を始めました。
12月号は全ての記事に見応え、読み応えがありました。
特に福島さんのお話は、すごく考えさせられました。
これから自分がどう生きて行けばいいのか。大切な何かを教えられたと感じています。

・「原発で消える海」空からの田ノ浦の写真はとても印象的でした。

・福島さんから若者へのメッセージは、
読み応えがあった。彼の戦争体験など、全てが貴重だと思う。




書店で購入頂けるのはあと10日間、12/19日まで。
どうか、お急ぎご購入下さい。





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2010年09月17日

10月号 訂正とお詫び

DAYS JAPAN2010年10月号
特集:基地はなくせる
p,23の年表で重大な間違いがございました。
【誤】2010年1月 名護市長選で辺野古移設反対を掲げた伊波洋一氏が当選
【正】2010年1月 名護市長選で辺野古移設反対を掲げた稲嶺進氏が当選
お詫びして訂正致します。

沖縄の基地問題にとっての重要な局面となった
この当選について、お名前を取り違え掲載してしまったことを、
DAYS JAPANの編集部としてあってはならないことと反省し、
原因と今後の対策を考えます。

大変申し訳ございませんでした。



稲嶺進市長、伊波洋一市長には編集長広河隆一より
以下のとおり謝罪申し上げました。

9月18日のDAYS JAPAN10
月号の特集「基地はなくせる」に収録した年表の中で、
「基地返還関連年表」(23ページ)の中で、
「2010年1月 名護市長選で辺野古移設反対を掲げた伊波洋一氏が当選」
と表記してしまいました。
沖縄の人々のたたかいに共感し、日本人としての責任を見直すことと、
基地を撤去させた人々の闘いに学ぼうとする特集の中で、
よりにもよって、中心となっておられるおふたりの名前を取り違えるという
とんでもない間違いを犯しました。
ブログや次号で訂正とお詫びを述べたいと思いますが、
まずおふたりにお詫びを申し上げます。
本当に申し訳ありませんでした。

2010年9月17日
DAYS JAPAN編集長
広河隆一

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2010年04月05日

DAYSフォトジャーナリスト学校2期生募集開始

DAYSフォトジャーナリスト学校
1 ジャーナリストの志と責任を学ぶ。 
2 技術と取材方法を学ぶ。


当校は、フォトジャーナリストだけでなく、NGOなど世界の現場で関わる仕事につこうとする人々など、世界を伝える人間を育てることを目的とするDAYSJAPANのワークショップです。
講師は一線のジャーナリスト、合宿講師にはDAYS大賞と世界報道写真コンテストで受賞した元シカゴトリビューンの高橋邦典氏を予定。

●期間
★前期講座
6月20日(日)、6月27日(日)、7月11日(日)、7月25日(日) 午後1時〜6時 
(5時から初心者写真教室、フォトショップ教室を行います)

★ワークショップ合宿
8月18日(水)〜8月23日(月) テーマ「沖縄の基地」(予定)

★後期講座
9月12日(日)、9月25日(日)、10月10日(日)、10月24日(日) 午後1時〜6時 (7時〜打ち上げ)
(前期、合宿、後期を通して、部分参加は原則不可です。ただしこれまでDAYSフォトジャーナリスト入門講座、DAYSフォトジャーナリスト学校1期生に参加した人は、空き状況によって、部分参加が可能です。)
●教室 DAYS JAPAN(他の場所の予定もあり)
●費用 26万円 (前期受講料4万円、ワークショップ合宿費用18万円、後期受講料4万円)
受講料支払い済みの段階で、DAYS JAPAN年間定期購読開始とDAYSフォトジャーナリスト学校プレスカード(6月〜10月まで有効)を支給
●募集人員 30人
●参加資格 年齢、国籍、経験を問いません。写真はまったくの初心者も参加は可です。
●応募方法 履歴書と応募の動機(約400字)をDAYS JAPANに郵送のこと。審査のうえ、受講許可の通知をいたしますので、受講料振込みとともに受付終了とします。第一次締め切りは4月末日ですが、定員に達し次第締め切ります。


お問い合わせと応募書類送付先
〒156-0043 東京都世田谷区松原1-37-19武内ビル302
DAYS JAPANフォトジャーナリスト学校  
mail:kikaku@daysjapan.net  FAX:03-3322-0353
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2010年02月06日

2010年2月号TOPICS「ホッキョクグマ」

2月号TOPICS「ここまできた地球温暖化!?」に掲載された小グマを殺して食べるホッキョクグマの写真が非常に大きな反響を呼んでいます。
2月4日朝日新聞夕刊では赤川次郎さんがこの写真について素晴らしい文章をお書き下さいました。しかし、同時に一部のブログやtwitterで雄ホッキョクグマが子グマを捕食する共食いと呼ばれる現象が、温暖化が叫ばれる以前から報告されており、温暖化との関係性に疑問を持つお声もあがっています。

この件に関してDAYS JAPANの見解は以下のとおりです。

まずこれがロイター通信による配信で、写真の出所がはっきりしていることが挙げられます。そして写真が撮られたカナダのマニトバでは、これまで捕食の報告は年に1、2件程度であったのに関わらず、2009年度には9件にまで増えたとの報告があります。

通常ホッキョクグマは氷上でアザラシを狩り、食糧を得ますが、現在は氷原の減少によって狩りが困難となり、食糧確保に甚大な影響を及ぼしていることはよく知られています。ロイターの配信によると、飢餓によって雄グマによる捕食が加速されているということです。それが原因のひとつとなって個体数が減少していると米国の科学調査団が発表しており、TOPICS掲載写真は国連気候変動枠組条約締約国会議(United Nations Climate Change Conference)でも発表されたものです。

こうした資料を参照のうえ、私たちはこの写真のような現象が、温暖化によって影響を受けた可能性が大きいと考え、DAYS JAPANに掲載することになった次第です。

↓赤川さんが書かれた記事をダウンロードすることができます。
0204朝日新聞夕刊_赤川次郎様.pdf

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2009年09月18日

お詫びと訂正

いつもDAYS JAPANをご購読くださいまして、まことにありがとうございます。DAYS JAPAN 10月号トピックス「山口・祝島 島の人々、原発建設工事船止める」(p6〜7)におきまして、下記の校正ミスがありました。基本的な数値の誤記により、記事の信頼性、信憑性を損なうこととなりました。まことに申し訳ございません。
読者の皆さんにご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げますとともに、ここに訂正させて頂きます。

【DAYS JAPAN 10月号 p6】
タイトル下の文章 3行め
誤: 14万平方キロ          
正: 14万平方メートル

キャプション
誤: 祝島     
正: 平生町

今後は、このようなことのないように、細心の注意を払ってまいります。 次号では、祝島の特集を掲載する予定です。
今後とも、DAYSJAPANを宜しくお願い申し上げます。

DAYS JAPAN編集部
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2009年08月19日

DAYS JAPAN 9月号発売!

                   2009年9月号_1.jpg
 9月号発売です。読者からたくさんの感想が寄せられています。座談会風にまとめました。今月号、皆さまにお勧めする記事とともにご紹介します。

●おばあちゃんと猫―85歳のおばあちゃんの、作物と向き合い命を育む日々。かたわらには猫のフクマルがいつも一緒に―
・特に表紙の写真がいい、猫好きにはたまりません。今までのDAYSになかった新しい視点でとても心がホンワカする。
・いつものデイズとは違うと思った。でも、写真がとてもいいので、最後まで見たくなるんだよね。
・そうそう、初めてデイズを読む人もとっつきやすいと思ったよ。

●日本人の食べるエビ―環境破壊が進むエビ生産地インドネシアでの改善への取り組み―
・これぞ、「デイズジャパンの肝」。編集長が現地取材、問題の現状を伝え、改善への試みがあり、その結果までを掲載する。デイズらしい記事だと思う。
・私は、エビの食べ放題に行った事を思い出した。いつのまにか自分も加害者側になっていることが恐ろしいなと思った。でもエコシュリンプの試みに希望が持てたからよかった。今日以降はスーパーでエビを見かけたらこの記事を思い出しそう。
・「ダーウィンの悪夢」を思い出した。

●がんと生きる―30歳女性・がんと生きる決意―
・がんと闘った傷跡を公表した彼女の勇気と強さを尊敬する。しかも私と同世代なので余計に衝撃。
・私も同じ女性だし、世代が同じだからとても共感できたよ。
・それと、今後の彼女の生き方をも定期的にDAYSに連載してもらえたらいいな。

●植民地支配の過去を見つめる―韓国併合の閣議決定から100年。日本が忘れてはならないこと。―
・こういう記事はデイズだからこそ、時がたってもずっと掲載を続けてほしい。
・加害者としての日本を知るために私たちと同じ、学生や若い世代に読んでほしい記事です。

●営みの地球59:北インドへの旅路―ソク・ジェヒュン氏が撮った、ヒマラヤの雄大な自然の中で暮らす人々―
・営みの地球、いつもこれを読むと旅に出たくなる!
・うん、雄大な自然の写真が多いからね。
・私は最後のページの少女の写真が強く心に残った。
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2009年06月19日

【最新号】明日(6/20)発売!

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明日、書店にて最新号が発売されます。
今回の最新号では政府が極秘にしているスクープを、DAYS JAPAN 編集部が総力をあげて発表しています。
主要な書店では購入できます。
是非手にとってご覧ください。

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◆最新号 http://www.daysjapan.net/about/index2.html
大特集:「敵」の姿 ソマリア・タリバン
写真・文/ヴェロニク・ド・ヴィゲリー
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●トピックス
イラク「日本大使一行襲撃」
ボスニア・ヘルツェゴビナ「ヨーロッパで続くロマ排斥の動き」写真/ロイター
ペルー「森の権利をめぐって軍と先住民が衝突」写真/トマス・キリネン

●アニマルワールド
写真/ジャン=ポール・フェレロ、ハネス・ロホナー

●ノーム・チョムスキー特別連載4 「オバマとアフガン政策」

●コラム「現場から」
「行き場を失う低所得高齢者」
文/古木大介

●コラム「OUTLOOK」
「足利事件から再び考えた 冤罪を生み出す日本の風土」
文/斎藤美奈子

●フィリピン人妻への虐待
写真/広河隆一 文/太田直子

●南アフリカ共和国 「新しい差別」
写真/アントワン・デ・ラス
文/勝俣誠

●世界報道写真展2009
フォトジャーナリストは人間の「現在」を追う
写真/ルイス・バスコンセロス、アンソニー・スアウ、陳慶港、
オリヴィエ・ラバン=マッティ、千葉康由、カルロス・F・グティエレス、カルロス・カザリス
文/大石芳野

●バックナンバー、定期購読、専用バインダーのご案内

●マンガDAYS ウォッチ!
第15回 「核のない世界」by 橋本勝

●私の取材機材 17 水越武

●世界のフォトエージェンシー「DrikNEWS」
写真/ムネム・ワシフ、タンビル・アハメド、モニール・アラム
文/ファリア・カリム

●営みの地球 56
バオバブの記憶 写真・文/本橋成一

●編集後記/次号予告、サポーターズ通信、お知らせ
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2008年12月31日

年末進行と忘年会

次号2009年2月号(1月20日発売)の入稿が終わりました。
12月は怒涛の「年末進行」スケジュール。
年末年始は印刷所が休みに入り、通常のスケジュールより1週間前倒しになります。通常より制作期間が短くなるため編集部は大忙しです。

この時期になると、いつも一年が終わるのは早いなと感じます。

先日DAYSも忘年会をしました。DAYSが始まった歴史、そしてたくさんの人たちに支えられてここまできたことを改めて知りました。そして、来年のDAYSはますますパワーアップしていこうとスタッフ一同一致団結しました。みなさんあってのDAYSです。来年も引き続きDAYSのご支援よろしくお願いします。

それでは、これから校了に向けてラストスパートで頑張ります。

(編集部 S 12月24日記)
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2008年12月24日

デジタルの波の間に間に

この十数年で出版はすっかりデジタル化した。
どういうことかというと、以前は写真といえばポジフィルムやプリントだったのが、現在は写真はほぼ電子データ化され、形の上ではCD-Rになった。フィルムを現像所に出して数時間待っていたのが、撮ったものがすぐデータとしてひとり歩きするようになった。

Windows95で、一家に一台のパソコンが当たり前になって十数年。編集者も記者も、デザイナーもカメラマンも、誰もがパソコンに向かう時代になった。職能の境界もあいまいになっているなあと思う。パソコンに向かう姿を見ても、誰もその人の職業を当てられない。

電子化は、「すぐ」と「タダ」を意味する。
インターネット環境さえあれば、書いた原稿が編集部に送られ、それが誌面になるのにほとんど時間はかからない。そして、限りなく無料に近い。原稿の到着を今か今かとポストやFAXの前で待ち、届いた原稿を整理して入稿していたのも、もはや中年編集者同士の昔話でしかない。
「郵便で今日送りましたから」と言われたものの待ちぼうけを食い、遅れに遅れた郵便の消印を見てがく然とするなどという経験は、これから先はもう得られまい。
早いし、楽だ。人間は楽な方に流れる。

さて、DAYS JAPAN編集部への投稿の大半がCD-Rになったのは時代の流れに沿ったものだと思うが、今でもきっちりと時間をかけたプリントを送って下さる写真家は多い。このところそういう若い写真家との出会いが何回か続けてあった。そのようにして出会った作品は、2009年2月号に掲載予定である(「豪雪の村」「災害に土地を追われて」)。

デジタル化を避けられない時代ではあるものの、モノクロのしっかり締まった大型プリントを見ると、アナログの味わいも捨てがたいという想いがじわりと湧いてくる。

どんな形式でも結構。DAYS JAPANは時代をとらえたフォトジャーナリズム作品の持ち込みを歓迎しています。
どうぞ、よろしく。

(編集部 H)
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2008年12月17日

バイユー戦争特派員賞

1.JPG
■野外写真(第15回バイユー戦争特派員賞にて)
 撮影:広河隆一

9月から10月の間に、フランスで2つの大きなフォトジャーナリズムのイベントが行われました。1つは、12月号で紹介した「バイユー戦争特派員賞」。編集長が招待され、開催地フランスのバイユー(Bayeux)を訪れました。「バイユー戦争特派員賞」とは、戦場で優れた取材をしたジャーナリストを表彰する賞で、世界中のメディアが取り上げた戦争から、世界から忘れ去られた戦争まで、幅広い戦争報道にスポットライトを当てています。各国から集まった50人もの審査員により1週間にわたる審査が行われ、その間、数多くのイベントが行われます。町中の伝統的な建物などが会場となり、迫力のある写真で埋め尽くされていたようです。

また11月号で紹介した国際フォトジャーナリズム際(VISA)には、DAYSのスタッフとボランティア数名がフランス・ペルピニャンに行きました。VISAは世界一のフォトジャーナリズムイベントといわれる規模の大きい写真祭です。会場では写真エージェンシー用のスペースがあり、そこに各エージェンシーがブースを設けています。写真家にとっては、作品を編集者に見てもらい、直接アドバイスや意見を聞ける貴重な機会です。展示会場も町中にあり、それぞれの会場で厳選された作品が展示されていて、見ごたえがあったそうです。バイユーに行った広河編集長やVISAに行ったスタッフの話を聞き、バイユーやVISAに行きたいという思いがますます強くなりました。

また、嬉しいことに、VISAやバイユーでは、DAYSの事を知っている人や、写真を載せて欲しいと作品を持ち込んでくる写真家たちも多かったようです。12月号に載った「ハイチ・スラムで育つ」のアリス・スミーツや「DV 夫、恋人から暴力を受ける女性たち」のリッジー・サダンはバイユーやVISAで出会ったフォトジャーナリストです。バイユーの代表は来秋のDAYSの催しに参加を希望しています。

11月号のVISAのレポートに続き、現在発売中の12月号には、編集長、広河隆一によるバイユーのレポートが掲載されています。受賞作品の紹介、編集長撮影の写真展やイベントの模様も掲載してありますので、ぜひご覧ください。また、今後も、注目の写真賞や受賞作品などを紹介していきたいと思っているので楽しみにしていてください。

■12月号「第15回バイユー戦争特派員賞」
http://www.daysjapan.net/dj/index.html
(編集部 S)
posted by デイズジャパン at 18:48| Comment(0) | 編集部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月02日

9月号「ダンボールハウスの少女」から

kokoro.jpg

■DAYS JAPAN 2008年9月号
 http://www.daysjapan.net/koudoku/bn/bn200809.html

DAYS JAPANに何度もご登場いただいている権徹(Kwon Choul)さんの最新刊『歌舞伎町のこころちゃん』が12月に講談社より出版される。DAYS JAPANの08年9月号「歌舞伎町・ダンボールハウスの少女」に掲載された写真を中心に、東京・新宿歌舞伎町のコマ劇場前広場に父と暮らしていた6歳の少女を追ったフォトルポルタージュである。登場する女の子は、路上生活を脱して、母親と関東近県の児童福祉施設で暮らしているのを確認して本誌に掲載した。路上生活中に女の子の写真を発表したら、児童福祉事務所に強制的に保護されて親とは引き離され、場合によっては親御さんは児童福祉法違反で逮捕・送検という事態もありえただろう。
宣伝コピーに曰く「今度は中学生じゃない!!!」。ベストセラーの『ホームレス中学生』を意識してのことだろうが、漫才師のネタとリアリズムを混同したコピーには苦笑を禁じ得ない。

10月に開催された、日本ヴィジュアルジャーナリスト協会(JVJA)の写真展で、権さんのスライド・トークを聞いた。「欲望の街」と呼ばれる、東京・新宿歌舞伎町に深く分け入り、何万回もシャッターを切った権さんならではの、迫力ある写真が次々と映し出される。ヤクザ、警官、酔っぱらい、漂う少年少女、ホスト、ナイフ、血…。石原知事がプロのヤクザを取り締まる一方で、一般人の悪さは野放しになり、歌舞伎町は一種の無政府状態になっているという視点がユニークだった。向こう10年は発表できまいという物騒な画像もあって、歌舞伎町の第一人者の写真と飄々としたトークは有意義だった。居酒屋に会場を移しての二次会では、一滴も飲めない権さんを囲んで十数人が遅くまで話し込んだ。
「一度、組事務所に監禁されたことがあるほかは、あぶない目にはあってない」というが、カメラを持ってうろつくだけで通報されかねない時代に、カメラマンの安全保障もまた不安定であることこのうえない。自分の身を自分で守りながら、韓国からきた権カメラマンは、世界一安全な国の、もっとも危険が伴う街の取材にまい進してきた。
ホームレスの父と暮らしていたこころちゃんを助けたいと奔走し、中国・四川大地震で被災した子どものために寄付を募ったり、権さんが取材対象に注ぐ思いは熱い。
『歌舞伎町のこころちゃん』を見て、そんな思いを新たにした。

(編集部 H/11.28記)
posted by デイズジャパン at 12:51| Comment(3) | 編集部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

今月号ができるまで

一昨日に校了作業を終え、本日は印刷立ち会い。

埼玉県にある印刷所に出向き、
インクがまだ乾ききっていない刷り出しを見て、
「ここの赤をもう少し足してください」とか
「全体に青カブってます。少し引いてください」と、
最後の最後に微妙な調整をする。

微妙な調整なので、
「この赤い文字やっぱり黒にしてください」とか、
「写真のトリミング変更します」
というのはできない。

そういうことは校了作業の段階で終えているはずなのだから。

「ここの赤を引くとこっちまで浅くなりますが、やりますか」
「もう限界ですから」という、
印刷所の職人さんとの攻防が毎度繰り返される。

出版界には印刷所で機械を止めさせて
イチからやり直させる「伝説の雑誌編集者」がいて、
業界の語り草となっている。

場合によっては発売日を遅らせてでも
雑誌のクオリティを下げるわけにはいかないという思いで止めるのだ。

DAYS JAPANも、
一再ならず「刷り直し」をしてもらった歴史をもつ。
言うならば殿堂入りを果たした雑誌だ。
そもそも印刷所に乗り込んで仕上がりに目を光らせる雑誌というのが減っているなかで、である。

印刷のクオリティはDAYS JAPANの生命線のひとつである。
無理を言って試し刷りを重ね、
その結果、クオリティが高まったと確信できたときには
編集者冥利につきるし、
ひと押しふた押しが足りず、
納得いかない仕上がりにとどまったときは後悔するだろう。
それは職人さんも同じ気持ちなのではないか。
編集者は、
カメラマンの撮った写真を右から左に載せているわけではない。

だから最新号も、どうか周りの人にすすめてください。

(2008/11/13記 編集部 H)
posted by デイズジャパン at 18:15| Comment(1) | 編集部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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