2012年5月18日版
7月5日に第一陣の子どもたち受け入れるために、職員の募集や関係者の事務手続き、沖縄・球美の里の建物の改修計画を進めてきました。
それと同時に賛同していただく方も増え、久米島町、久米島町議会、久米島観光協会、久米島商工会、FM久米島(株)、久米島町教育委員会、久米島PTA連合会にも賛同に名前を連ねていただけることになりました。
事務局は、沖縄の久米島事務局、福島のいわき放射能市民測定室たらちね気付いわき事務局、そしてDAYS被災児童支援募金気付事務局の3か所に置かれます。
久米島事務局では、沖縄・球美の里の運営をするために3人の職員が採用されました。いわき事務所では資金集めと子どもの保養を希望される方の窓口や子どもの健康調査、東京事務所では様々な事務手続きや資金集めを引き続き行っています。
沖縄・球美の里には、すでにたくさんの方の募金や、様々な形での協力をいただいております。5月16日に久米島で「沖縄・球美の里」の設立総会を開催し、関係者が沖縄、福島、東京から集まりました。


写真手前に写っている荒木洋さん(安藤忠雄さんのお弟子さん)が、改修後の建物を設計してくれた建築家の方です。梅雨時期はスコールのような雨が降る久米島で、台風にも耐えることができるよう改修後の建物を設計してくださいました。

皆様からいただいた募金で、5月1日から建物の改修工事もスタートすることができました。工事を始めてみると、屋根に関しては、修理ではなく葺き替えが必要になる場所も見つかりました。工事は、子どもたちの生活する部屋や、厨房へと進んでいきます。
改修工事とあわせて必要になってくるのが、子どもたちのベッドや、厨房機器です。なんとか費用をかけないために、提供してくださる方や、中古のものを探しています。2段ベッドとマットレス70人分を提供してくださる方が見つかり、関係者の間で歓声が上がりました。カーテンの提供者も見つかりました。しかし今は島へ安価に運送する方法を探しているところです。シーツや厨房器具、まだまだ課題は山積みです。
そして、肝心の子どもの保養を希望される方の募集です。募集はいわき事務局で行っています。5月10日頃案内直後に、第一陣の50名の枠のうち30名が埋まってしまい、他の地区も考慮していわき市の募集を一旦締め切りました。二本松市や伊達市、福島市の汚染の強い地域からも応募が相次ぎ、市の機関からも初めて問い合わせがありました。その後数日の間に、第一陣の50名の枠は埋まってしまいました。
第一陣の子どもたちは7月5日〜7月20日までの期間、沖縄・球美の里で保養をして、福島に帰ってくる予定です。今回は、付添の保護者と、未就学児童合わせて50人が保養します。8月は学校が夏季休暇にはいる小中学生が保養をする予定ですが、この時期は応募者が多く選考が難しくなりそうです。福島原発事故で被曝した子や今も汚染のある地で生活をしている子どもを中心に、保護者のアンケートや面談、健康診断を行い、保養する子どもを決定します。沖縄・球美の里では、希望者は健康診断や甲状腺検査を受けることができます。また、食品の放射能検査を行います。

最後に、上の写真はいわき事務局の関係者が久米島を訪れた際、同行したお子さんが海で遊んでいる写真です。福島県では砂浜を裸足で歩くことさえしてはいけないと言われている子どもたちにとって、この海での遊びがどれだけの歓びであったでしょう。
皆様のご支援があって、沖縄・球美の里のプロジェクトをここまで進めてくることができましたことを、心より感謝申し上げます。
今後とも、沖縄・球美の里へのご支援をお願い申し上げます。
この企画の賛同人山田洋次(映画監督) 宮崎駿(監督) 吉永小百合(俳優) 石井竜也(アーティスト) 加藤登紀子(歌手) 池田香代子(翻訳者) 落合 恵子(作家) ナターシャ・グジー(チェルノブイリ被災歌手) ピーター・バラカン(キャスター) 大田昌秀(沖縄県元知事) 大工哲弘(歌手) 矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授) UA(歌手) 上地昇(作曲家) 海南友子(ビデオジャーナリスト) 謝花悦子(ヌチドゥタカラ館長) 真喜志好一(建築家) 国吉和夫(元琉球新報写真家) 与那嶺路代(琉球新報記者) 上杉隆(日本自由報道協会代表) 下重暁子(作家) 浅尾省五(動物写真家) 斎藤美奈子(文芸評論家) 見城美枝子(青森大学教授) 千葉麗子(ヨガインストラクター) 森口豁(ビデオジャーナリスト) 新谷のり子(歌手) 水越武(写真家) 鴻上尚史(劇作家) 中村征夫(水中写真家) 大石芳野(フォトジャーナリスト) 田中優(未来バンク理事長) 青柳拓次(作曲家) 民(ナチュラルライフアーティスト) おしどりマコ&ケン(芸人) 向井雪子(チェルノブイリ子ども基金代表理事) 黒部信一(未来の福島こども基金代表) 鈴木薫(いわき放射能測定室たらちね事務局長) 石原エミ(歌手) 竹野内真理(翻訳家) OKI(アイヌ音楽家) 吉本多香美(女優) 根元きこ(HEIWA食堂) 木村肇二郎(医師) 綿本彰(ヨガインストラクター) 織田好孝(たらちね代表・医師) 熊切圭介(写真家) 糸数慶子(参議院議員) 川島進(アートディレクター) 甘蔗珠恵子(「まだ、まにあうのなら」著者) 荒木洋(建築家) 高橋年男(普天間爆音訴訟団事務局長) 板垣真理子(写真家) 佐藤和良(いわき市議員) 中村敦夫(俳優・作家) 藤田央(カルチャーコーディネーター) 浅田次郎(作家・日本ペンクラブ会長) 武藤類子(ハイロアクション) 佐藤幸子(福島ネット) RANKIN TAXI(レゲエ・ミュージシャン) ウンチャカ(音楽ユニット) 古見きゅう(水中写真家) 川本剛志(久米島ダイブショップESTIVAN) 上原快佐(沖縄時論) 天童荒太(作家) 飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長) 山内朝喜(琉球民謡恒絃会大阪教室代表) 松田美由紀(女優・写真家) 竹村真一(環境人類学者) 中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン) 生方卓(明治大学准教授) 遠藤幹子(建築家)ほかの方々および次の団体
久米島町 久米島町議会 久米島観光協会 久米島商工会 FM久米島 久米島町教育委員会 久米島PTA連合会てぃんふぁ沖縄 チェルノブイリ子ども基金 広河隆一写真展事務局 アウレオ TRCN
特別後援団体:
DAYS JAPAN 未来の福島こども基金 いわき放射能市民測定室たらちね(順不同 敬称略・5月18日現在)
沖縄・球美の里 久米島事務局 masami_terrace@yahoo.co.jp
代表 宇江城昌実
沖縄・球美の里 東京事務局 hiropress@daysjapan.net
FAX 03−3322−0353 DAYS JAPAN気付 担当 清水
沖縄・球美の里 いわき事務局 tarachine@bz04.plala.or.jp
FAX 0246-92-2526 電話:0246-92-2526
いわき放射能市民測定室たらちね気付 担当 白岩
子どもの保養の応募方法や募集期間については、いわき事務局にお問い合わせください。
募金にご協力ください
私たちは、皆様に次のようなご支援を呼びかけます。
A:個人、企業、自治体の方からの、募金のご協力(いくらからでも結構です)
B:1人の子ども(あるいは一組の母子)を25日間受け入れるための
「スポンサーシップ制度」へのご参加。1口5万円。
※お振り込の際には、上記A・Bどちらのご支援か明記してください。
郵便振替口座
【口座記号番号】00180-5-763888
【口座名称】DAYS被災児童支援募金
【代表】広河隆一
他行等からの振り込みの際は以下までお願い致します。
【銀行名】ゆうちょ銀行
【店名(店番)】〇一九(ゼロイチキュウ)店(019)
【預金種目】当座
【口座番号】0763888
※ 募金の一部は経費に用いられます。
posted by デイズジャパン at 19:57|
Comment(3)
|
沖縄・球美の里
|

|