2013年12月04日

【独立宣言した 遊牧民族トゥアレグ族】DAYS JAPAN 12月号

『イスラム世界では珍しい自由な女系社会のトゥアレグ族。
先祖から受け継いできた土地、アザワドを守ろうとするが、
その想いはマリ共和国(以下、マリ)政府、
イスラム過激派の両者によって阻まれている』

DAYS JAPAN 12月号《独立宣言した 遊牧民族トゥアレグ族》リード文より

2013-12月号トゥアレグ族.jpg

ベルベル系の遊牧民族であるトゥアレグ族。
彼らは20世紀初めにフランスによる植民地政策が始まるまで、
現在のアルジェリア、ニジェール、リビア、マリなどがある
サハラ砂漠西部の広大な土地を支配していた民族。
青衣の民としても知られる彼らは、一般のイスラーム世界とは逆に、
女系社会で男性が青い衣装で顔や身体を隠すこともあるという。

『現在でも彼らは、アザワドと名付けられた先祖の土地である地域の、
自治と独立を望んでいる。
アザワドとは、マリ北部のトンブクトゥ州、キダル州、ガオ州の
一部からなる地域のことだ』

DAYS JAPAN 12月号《独立宣言した 遊牧民族トゥアレグ族》本文より

独立を望むトゥアレグ族によって結成されたアザワド解放民族運動(MNLA)は、
2012年1月武装蜂起。マリ軍駐屯地を襲撃し、マリ北部のキダル、トンブクトゥ、
ガオの3都市を占領し、4月に独立宣言を行った。

しかしアザワド独立とは関係のないイスラム過激派組織が、
「聖戦」と名付けたテロ行為を続けたため、国は混乱。
2013年にはマリにフランス軍が軍事介入し、マリ軍によるMNLAの排除、報復も激化。
アザワド地域一帯に住むトゥアレグ族を中心に17万人が難民となった。

マリに限らず、アフリカ諸国の紛争の背景を簡単に説明することは、
とても難しい、というのが実感です。
アフリカ大陸に不自然に引かれた直線=国境と、今月号に取り上げた
トゥアレグ族やベドウィンなどの遊牧民族の伝統的な生活圏は全く相容れません。
西欧諸国が持ち込んだ境界線は、もう100年以上もの間、
容赦なくアフリカの大地を引き裂き続けているかのようです。

「青衣の民」というイメージに留まらない、
困難な状況に暮らすトゥアレグ族の人々の、今日の姿を如実に捉えた写真と共に、
彼らの置かれた状況、背景を本誌12月号でぜひお読み下さい。

どうぞ宜しくお願いします。

営業部
佐藤典子




posted by デイズジャパン at 18:22| Comment(0) | 営業部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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