DAYS JAPAN 11月号《女性兵士の30%が被害〜多発する米軍内性暴力》リード文
今月号のDAYS JAPAN は特集として女性問題を取り扱っています。
その中でも、非常に重要視すべき問題の一つが、米軍の中での性暴力。
軍隊そのものが閉鎖的な組織であるがゆえに、
これまで外に届きづらかった被害者たちの声。
今回の記事では、被害後も何年にもわたって苦しみ続けていることを、
本人たちが顔を出して、伝えてくれました。
『性的暴行は、被害者の人生に生涯消えることのない深い傷跡を残す。
何十年もPTSD(心的外傷後ストレス障害)や鬱病に苦しめられ、
ときには退役軍人給付金の権利を奪われてしまうこともある。
給付金を申請するときに、退役理由を明確にしないとならないが、
レイプされたということを証明することがまず不可能だからだ』
DAYS JAPAN 11月号《女性兵士の30%が被害〜多発する米軍内性暴力》本文より
11月号の記事では、何十年も隠蔽され、否認されてきた軍隊内レイプに、
連帯して組織化をはかり、正当な権利が与えられるよう、
動き始めた女性たちの姿が捉えられている。
しかし、その表情は決して「明るく、前向き」という訳ではない。
若く美しかった女性が、暗く陰鬱な表情に変わってしまう。
心の苦しみが、彼女たちの人生がから奪い去ったものは、計り知れない。
営業部
佐藤典子
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