【シークレットモンゴル〜変貌する国の変わらぬタブー】
読者の方から、メールを頂きました。
ご本人の了解を頂いて皆さまにご紹介いたします。
『こんにちは。わたしは りょう と申します。
貴志は定期購読で毎号拝読しております。
さて、さっそくですが、最新号の記事「シークレットモンゴル」の中で、
「トランスジェンダー」の語に「性同一性障がい」という注がつけられていた
ことについて、今後、同様の記事を掲載していただく際に参考にして
いただければと思い、メールさせていただきました。
まず、基本的なことですが、「性同一性障害」は「トランスジェンダーが
医療的ケアを受けるために作られた診断名」です。
決して「トランスジェンダー=性同一性障害」ではありません。
どのような注ならばより適切か、トランスジェンダーとはどういうひとのことか
ということについてはいくつか議論がありますが、わたしは「産まれたときに
振り分けられた性別とは異なる性別で、あるいは性別がないとして生きようと
するひと」と解釈しています。
最後になりますが、今後も、日本国外における性的マイノリティーの事情を
取り上げていただけたらと思います。
そして、できればその際は、同性愛者やトランスジェンダー女性に偏ること
なく記事を作っていただけたら、とても嬉しく思います。
では、今後ともよろしくお願い申し上げます』
りょうさん、ありがとうございます。
りょうさんのこの言葉、誰もが素直に受け止められる表現だと思いました。
「産まれたときに振り分けられた性別とは異なる性別で、
あるいは性別がないとして生きようとするひと」と解釈しています。
フォトジャーナリズムの世界は、事実を客観的に捉えようとするあまり、
ともすれば温かみに欠けるような記事になることもあります。
そんな現場にそっと「心」を添えて下さったようで、嬉しかったです。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
営業部
佐藤典子
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