2013年06月17日

DAYS JAPAN 7月号特集「憲法」


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安倍政権となって急速に改憲論へと傾きつつある中、
これまで私たちの生活の根幹を支えてきた「憲法」について、もう一度考えます。

第一部『日本国憲法』文/伊藤 真
《はじめに》
憲法は、そこに守るべき価値を定めて国に従わせ、権力の暴走を防ぐためのものである。
現行憲法もこの立憲主義に則り、「守るべき価値」として人権尊重主義、国民主権主義、
平和主義を具体化した定めを設け、権力の暴走を防いできた。

ところが自民党草案は、この立憲主義を放棄し、人権保障を弱め、義務を拡大し、
天皇を国の頂点に置いてその権威を利用し、戦争ができる国になることを狙っている。

(DAYS JAPAN 7月号特集「憲法」本文より)

かつて【14歳のための日本国憲法】と題して、
2007年8月号に解りやすいことばで語りかけて下さった伊藤真氏。

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今回も現行憲法と自民党草案の根本的な違いを、鋭い切り口で書いて下さいました。
今までの憲法で「何が守られてきたのか」
これから「何を守り続けなければならないのか」
とかく感情論的な言い争いになり、
論点の曖昧なまま改憲にムードに押し流されがちな状況の中で、
一番大切なことをクリアに顕してくれたのが、伊藤真氏による第一部『日本国憲法』です。

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第二部『沖縄から問う憲法』
・「主権なき国家」の現実 文/前泊博盛(沖縄国際大学)
《4・28と沖縄》
安倍政権による時ならぬ「主権回復の日」式典の開催に、猛反発したのが沖縄県民である。
沖縄にとって講和条約発効の日は「屈辱の日」とされている。
なぜならば、講和発効の日をもって、沖縄は奄美や小笠原諸島とともに
日本の施政権下から切り離され、以降長く米軍統治下に置かれたからである。
・・・(中略)・・・・
日本国憲法の庇護の下から切り離された沖縄では、
司法・立法・行政の三権を米軍に掌握され、国政参政権や住民自治権は否定され、
米軍機の爆音や墜落事故、演習による死亡事故など被害が多発、日常化し、
年間千件を超す米兵犯罪の餌食にされる苦難と辛酸の地獄が待っていた。

(DAYS JAPAN 7月号特集「憲法」本文より)

前泊氏の文に説明の必要はありません。
何よりもこの現実を知らない、または知ろうとしない日本人が大勢いることが、
最大の「憲法」問題かもしれません。
多くの若年層にとって「あって当たり前」のように見えているであろう権利は、
実は多くの犠牲と苦しみの果てにようやく得られたものです。
元沖縄県知事の大田昌秀氏は、そのことを自身の体験から語って下さいました。


・沖縄から見える憲法のこころ
文/大田昌秀(沖縄国際平和研究所理事、元沖縄県知事)

私は沖縄師範学校に在学中、沖縄守備軍に動員され、県下の男子学徒隊が結成した
「鉄血勤皇隊」の一員として一丁の銃と二個の手榴弾で武装して戦場に出た。
あげくの果てにありとあらゆる辛酸をなめ尽した後、
戦場から奇跡的に生き延びたとはいえ、
戦争中の言葉を絶する修羅場の体験からすっかり人間不信に陥り、
生きる意味さえ失って悶々と日夜を過ごしていた。・・・・(中略)

そんな時、沖縄民政府の文教部に勤めておられた
仲宗根政善先生(ひめゆり学徒隊の引率者)が
「珍しい物が手に入ったよ」、と持参されたのが日本国憲法のコピーであった。
それはたしか1947年の秋口であったと思う。

当時、沖縄は米軍政下にあって日本本土との交通は許されず、
何でも密航船が沖縄に持ち込んだとのことで、先生は同憲法の前文とか重要な条文は、
鉛筆で書き写したと言われた。
 
新憲法の中身を読んだ時、私はそれまでの陰鬱な気分が一挙に吹き飛んだ気がした。
格調高い前文をはじめ第9条を読んだ時の感動は、70 年近く経った今でも
つい昨日のような気がする程生々しく残っている。

(DAYS JAPAN 7月号特集「憲法」本文より)

今回の特集で一番すなおに心に響くのが、この大田氏の文です。
憲法9条がどれほど貴重なものなのか、
平和憲法の下に築かれる社会がどれほど尊いものなのか、
深い深い苦しみや悲しみを体験した沖縄の人々を代表するような、
心からのメッセージです。
ぜひ、本誌にて全文をお読み下さい。

DAYS JAPAN 7月号特集「憲法」は6月20日(木)発売。
info@daysjapan.net からのご予約も承ります。
どうぞよろしくお願い致します。

営業部
佐藤典子






posted by デイズジャパン at 19:27| Comment(0) | 営業部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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