第9回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞3位のこの写真への反響が続々と寄せられています。
以下は編集部山根による【キルギスの花嫁誘拐】の紹介です。
本誌だけではわからない、撮影の裏話。必読です!!

キルギスで女性が誘拐され結婚を強いられる事件が頻発していることを知り、
驚かれた方は多いのではないでしょうか。
この問題についての取材や報道が、
これまでほとんどなかったことのあらわれだと思います。
5月号では誘拐されたファリーダ、ディナラ、チョルポン、アイティレック、
自死に及んでしまったウルスの家族の写真など、計8点を掲載していますが、
掲載できたのはほんの一部に過ぎません。
アイティレックの誘拐(p31下)は、
現地取材中の林さんと通訳が、相乗りのワゴン車で乗り合わせた男性が、
18歳のアイティレックを誘拐しようとしていたところで、
偶然遭遇した誘拐現場だったのだそうです。
取材後、アイティレックの様子が気になった林さんは1か月半後ふたたび彼女を訪ねます。
そこには結婚を受け入れたことを後悔し、家庭内暴力に悩むアイティレックがいました。
林さんは彼女を連れてビシュケクに戻ろうとしますが、
急な行動はかえって危険だというアイティレックと通訳の判断で、
現地のNGOと警察へ相談することになったといいます。
キルギスでの取材 は過酷なものだったそうです。
環境ももちろんですが、誘拐結婚問題に肉薄し、彼女たちの危機を目前にすることでの
精神の逡巡も生半可ではなかったと思います。
この問題の解決には誘拐結婚の実態を詳らかにすることは欠かせず、
林さんの取材は間違いなく、その大きな一助です。
(編集部 山根)
詳細はDAYS JAPAN 5月号【第9回DAYSフォトジャーナリズム大賞 特大号】を、
ぜひお読み下さい。
お申込みはこちらのサイトから。
http://goo.gl/kQrtC
または info@daysjapan.net までお申込み下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。
営業部
佐藤典子
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