2008年以来、2回目となる彼の大規模な写真展が、先週土曜日23日より、東京都写真美術館B1Fで開催されています。会場の入り口から「ホスピス」のシリーズが並び、彼が子どもの頃から向き合ってきた生の中にある死、死を望む生の現実をまざまざと突き付けられました。他に聖地として名高いルルドで神の恩恵を求めてひしめき合う、病に侵された無数の人々をとらえた写真など。「健全な社会」から存在そのものを消し去られた人々が、白と黒の画面の中に突如として現れるのは、まるで時の狭間に引きずり込まれるような不思議な感覚でした。2月号に掲載された「スカンノ」「神学生たち」のシリーズも、迫力の見ごたえです。
1Fのミュージアムショップ『ナディッフ・バイテン』では、ジャコメッリの図録や写真集とともに、DAYS JAPAN 2月号も並べられています。
また、29日(金)までの「わすれない ふくしま」の上映に合せて、DAYS JAPAN 増刊号「検証 原発事故報道」や3月号「特集IAEA」などのバックナンバーも『ナディッフ・バイテン』の入り口すぐに置かれています。店内正面の写真集のコーナーでは、もちろん福島菊次郎「証言と遺言」もございます。
マリオ・ジャコメッリの、版画と見まごうような詩的かつ強烈なモノクロの世界を、ぜひ東京都写真美術館で体験して下さい。
営業部
佐藤典子
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