2012年12月21日

広河隆一より 1月号記事「警戒区域 ジャーナリスト取材 過剰な取締り」に関して

現在発売中のDAYS JAPAN1月号に「警戒区域 ジャーナリスト取材 過剰な取締り」と題する記事に、私や他のジャーナリストを案内したために被害にあっている牧場主吉沢さん、弁護士の梓澤さん、国境なき記者団のイシュマル(アジアディスク)のコメントとともに、私が7月に発表したジャーナリストの警戒区域取材の権利についての声明が掲載されています。
私は5月31日に警戒区域から出るときに警察の任意の聴取を6時間応じた後、その後毎月のように再度の任意聴取を求められましたが、それを断ってきました。
しかしこの1月号の印刷が終わったころ、12月11日に、動きがありましたのでお伝えします。
この日私は、東京まで出向いてきた福島県警の刑事の任意の事情聴取に応じました。拒否し続けることで、福島の子どもの保養プロジェクト「沖縄・球美の里」の運営とDAYS JAPAN誌の発行に支障が出ることを望まなかったからです。私にとっては取材の権利とともに子どもの施設を守り育てることも、重要な闘いです。
今回の警察での3時間に及ぶ事情聴取は、話せることだけを話しています。また警戒区域に入ることの重要性をこれまでの通り主張しています。
聴取は高圧的なものでなく丁寧に行われましたが、この結果私にどのような判断が下されるかまだわかりません。ただ最後に3人の刑事がお辞儀をして、「今後も福島の子どもをよろしくお願いします」と言ったことを付け加えておきます。このことを聞いた福島の友人たちは、福島の警察関係者も、本当は県内の子どもたちのことを守りたいという気持ちでは同じなんだと、感慨を込めて語っておりました。
私はジャーナリストの権利、人々の知る権利を守るたたかいを今後も続けることには変わりはありません。また今後も過剰な警備によってジャーナリストの警戒地区立ち入りを取り締まることや、刑の執行がある場合は、そのような法律を施行する政府、自治体に対する闘いを続けるつもりです。同時に福島の子どもたちを守る闘いも大きくしていくつもりです。

2012年12月21日     広河隆一


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