日本で唯一のフォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPANとして、あらためて「写真の力」に注目した特集です。特集の内容は3つ。

1.【写真のリテラシー/文・広河隆一】
今年4月16日に発表されたピュリッツァ賞で「ニュース速報写真部門」を受賞した一枚。この衝撃的な写真は、第8回DAYSフォトジャーナリズム大賞へも応募されていました。しかし、DAYS賞では最終審査前の予選段階で落選していたのです。それはいったい何故なのか?DAYS編集長 広河隆一が世界的な写真コンテストの影にあるものに言及しつつ、この写真がDAYS賞で落選した理由も語ります。

2.【ベトナム戦争報道の原点から学ぶ/文・広河隆一】
歴史上、フォトジャーナリストたちがもっとも大きな役割を果たした戦争とも言えるベトナム戦争。10代、20代の方にとっては、もう遠い過去の出来事かもしれませんが、この戦争の写真を見たことがある人は決して少なくないと思います。有名なフォトジャーナリストたちがベトナム戦争をどのように語っていたのか。そして、そこで問われる「本当に優れたフォトジャーナリスト」とは、いったい?

3.【ドキュメンタリー撮影の裏方に徹する】
写真はカメラマンだけで成り立つわけではありません。そこには被写体があり、そして更に「裏方」がいる。1969年から40年に亘り、50回以上もナショナル・ジオグラフィック誌のコーディネートをしてきた門脇邦夫氏。写真家に比べると、その存在や仕事の内容が語られることは稀なだけに、一流のコーディネーターである門脇氏のお話は、本当に貴重です!

写真を「撮る」側にも「見る」側にも必要な視点。それがなければ「ただ見た」だけで人には何も伝えていけません。写真の原点について、まわりの人たちと一緒に考えてみる。そんなきっかけを作る1冊でもあります。
営業・企画担当
佐藤典子
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