「地球の上に生きる2012」
お陰さまで、この連休中もたくさんの方にご来場頂きました。
その皆さまが書いて下さったアンケートから、写真展の感想の一部をお伝えします。
●東日本大震災で我が子の無事を祈りながら毛布を被っていた女性の写真が印象に残りました。日常生活を送っていると忘れてしまう世界の現状を伝えてくれる事に感謝しています。自分にも出来る事はないかと考えています。(30代 会社員)
●館内で上映されている最終審査のビデオにもあったように、大震災やリビアの事など「何を伝えるか」を受け、自分は「何を受け取ったか」を考えさせられました。特に思いが入った震災の写真には心を打たれました。(20代 会社員)
●創刊号から欠かさず購読しています。9.11から世界の様々な不条理、理不尽を感じてきましたが、今回の写真展では、いかに他国の出来事が自分にとっては対岸の火事であったのかと思わざるを得ませんでした。世界のどんな苦しい告発も、自国で起きた大災害とそこで暮らす人々の営みの写真のように身に迫ることはありませんでした。(30代 会社員)
●エジプトの革命の写真が印象に強く残りました。やはり雑誌で見るのとは違いますね。写真は好きで、以前は写真展などよく行っていたのですが、本物の写真の良さを忘れていました・・・・。エド・オウのパソコンを囲む若者たちの写真は、この部屋のタバコの匂いまで感じ取ることができそう。(40代 女性)
●モンゴルの環境難民の写真を見て。日本から遠くない国で、経済の発展と引き換えに起こっている公害問題、大寒波による被害、人々の暮らしや人生の崩壊など、私たちの知らないところ、見えないところで、こんな問題が起きているとは。(30代 女性)
●実際の写真をみて胸を打つ写真が多々ありました。大震災の写真は特に・・・・。加藤登紀子さんの「世界の聖域が一つずつなくなっていく」という言葉が心に残りました。また、十字架を立てている写真と涙を流して座り込んでいる女性の写真が特に印象的でした。(60代 会社員)
●「パレスチナ人による自爆攻撃で死者が出た」と言う作品の子どもの目が印象に残っています。福島の様子も初めて写真で見たので、心に残り、原発の問題について考えたくなりました。(10代 学生)
●「新・人間の戦場」のパレスチナ人女性の姿。検問所での女性から、言葉や叫びが溢れ出てくるようだ。それにしてもこの女性の「凛」とした表情。銃口は明らかに自分に向けられている。連続するフィルムのように、1分後の女性がどうなったのかを想像する。無事であって欲しいと。日常の1カットだろうが、心に残った。やはり、モノクロの中にこそドロドロした言葉が伝わってくる。
●フォトジャーナリストとは他の写真家と何がどう違うのか疑問でしたが、広河さんの「上手・下手ではなく、状況をどう理解し、どう責任を取るのか」という言葉から、自分でも考えてみたいと思った。(50代 会社員)
●「新・人間の戦場」のオリジナルプリントを見て、銃口を向けるイスラエル兵の「悲しさ」もまた、初めて感じました。(50代 男性)
●広河さんの取ったオマルの写真を見て、どこの国の人であれ、故郷を持ち想う一人の同じ人間だと思った。
瞳の奥深さを読みたくなる写真だと思います。(30代 会社員)
●アニマルワールドは、笑いがこぼれる楽しい写真でした。シマウマは良かったですが、ライオンは少々気の毒。(60代 女性)
●「これでも食らえ!」が良かった。(50代)
●風呂につかる猿の写真とライオンを蹴るシマウマの写真に心がなごみました。(60代 会社員)
皆さまの感想を読んでいると、普段自分が感じているのとは全く違う角度からの視点に、こちらがハッとすることが、よくあります。まだまだたくさんの感想を頂いておりますので、またご紹介致しますね。
地球の上に生きる2012
●DAYS JAPAN
フォトジャーナリズム写真展
5月4日(金)〜21日(月)入場無料
10:30−19:00(最終日15:00まで)
新宿コニカミノルタプラザ
http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2012may/daysjapan/
≪展示内容≫
第8回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞
「新・人間の戦場」からパレスチナ他
アニマルワールド
また、同じく新宿にあるニコンサロンで開催中の広河隆一写真展「アフガニスタン―長過ぎた戦争」も併せて、ぜひご覧下さい。
●広河隆一写真展「アフガニスタン―長過ぎた戦争」
5/1 (火) 〜5/14 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)会期中無休/入場無料
新宿ニコンサロン/ニコンサロンbis新宿
〒163-1528
東京都新宿区西新宿1-6-1
新宿エルタワー28階
TEL:03-3344-0565
http://www.nikon-image.com/support/showroom/shinjuku/#salon
DAYS JAPANの真髄を一度に感じられることができる、二つの写真展の同時開催です。
皆さまの御来場を心からお待ち致しております。
営業・企画担当
佐藤典子