2011年11月09日

【広河隆一講演会】のお知らせです。

DAYS JAPAN 11月号「子どもたちを救え!」の反響が続々と届いています。
子どもたちの救援団体の代表としてだけではなく、母でもあるアンナさんをはじめとするチェルノブイリからの声は、他誌では決して書けない、DAYSだからこそ書けた現地からの報告として、いま日本で不安を抱えたまま対策に悩んでいる多くのお母さん達の心に深く響いたようです。

11月号表1.jpg

この貴重な報告が書けたのはDAYS編集長の広河が長年にわたりチェルノブイリへの救援に携わってきたからこそ。その広河の講演会が今週末、11日(金)19:00〜東京・青山学院大学総合研究所で、また12日(土)には千葉県・浦安市民プラザで開催されます。詳細は以下をご覧ください。


【東京】
*Human Rights Now*
特別講演会:福島第一原子力発電所事故がもたらした人権侵害
今、求められていることは何か


【日 時】 2011年11月11日(金) 午後7時開始(午後6時半開場)

【会 場】 青山学院大学 総研ビル 11階 19会議室

【主 催】 特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ

【式次第】

 講演 広河隆一氏(フォト・ジャーナリスト)

    高遠菜穂子氏(イラク支援ボランティア)

 
 福島からの発言
 政策提言と報告 ヒューマンライツ・ナウ
 質疑・ディスカッション

福島第一原子力発電所事故がもたらした深刻かつ広範な
放射能汚染により、人々の最低限の権利が危機に
晒されています。
チェルリブイリ原発事故に比べても日本政府の対応は
遅れており、チェルノブイリ原発事故で「移住ゾーン」
「避難の権利ゾーン」と指定されたのと同程度の
汚染地域で今も子どもたちが生活をしています。

私達の未来にとりかえしのつかない禍根を残さないために、
私達はいま、何をしていくべきか。

福島の現地をつぶさに見てこられ、かつ、チェルノブイリ
事故周辺地域等、世界の核汚染地帯に何度も現地取材を
されてきた広河隆一さんに基調講演をいただき、
今求められていることはなにか、についてお話いただきます。

また、イラク支援ボランティアの高遠菜穂子さんは、
3.11後から南相馬でのボランティアに尽力し、様々な発信を
されてきた体験から、イラクとの対比も含めて、
現状を訴えていただきます。

福島からもご発言を予定しています。

ヒューマンライツ・ナウからは、人権の視点から、避難の
権利の実現、食品の安全、医療支援、情報公開等を求める
政策提言をしており、その内容をご報告させていただきます。

http://hrn.or.jp/activity/topic/post-111/

http://hrn.or.jp/activity/area/cat147/post-121/

いかに深刻な問題が進行しているのか、
私たちが何をすべきかについて考えていただけるよう、
多くの皆様のご参加をお待ちしています。

【講演者プロフィール】

広河隆一氏

フォトジャーナリスト。『DAYS JAPAN』編集長。
「チェルノブイリ子ども基金」の設立者で現在顧問。
1967年から3年間イスラエルに滞在。帰国後、中東・
チェルノブイリ原発事故等世界の核汚染地帯の取材を続ける。
IOJ国際報道大賞、土門拳賞など受賞。
近著に『福島 原発と人びと』(岩波書店)

高遠菜穂子氏

イラク支援ボランティア。2003年5月のイラク入り以来、
イラク難民・国内避難民のサポート、医療支援などの
プロジェクトをイラク人と共にすすめている。
2011年3月の東日本大震災後、南相馬でボランティアを行い、
人々の実情を発信している。

【主催】特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ

国際人権NGOヒューマンライツ・ナウは、人権の視点から
福島原発事故の問題に取り組んでいます。
避難の権利の実現、食品の安全、医療支援、情報公開等を
求める政策提言・ロビー活動を展開しています。
現在福島では深刻な人権侵害が進行中であり、
チェルノブイリ事故との対比や国内法などの法的な側面、
人権の観点から今求められていることを提案しています。

〜〜〜〜〜参加申込について〜〜〜〜〜

 資料代/1,000円(事前予約制)

 予約申込先/info@hrn.or.jp

※Eメールにて「11月11日講演会参加希望」の旨と、お名前、
連絡先、所属などをご記入のうえ、ヒューマンライツ・ナウ
事務局宛てにお送りください。


【千葉】

2011年11月12 (土)日 広河隆一講演会
【放射能汚染〜子どもたちをどう守る?〜】


日時 11月12日(土) 18:20開場 18:35開演
場所 浦安市民プラザ Wave101 大ホール
http://www.urayasu-kousha.or.jp/wave101/
京葉線新浦安駅下車 徒歩2分
入場料1000円

主催シロツメクサの会
http://www.sirotsumekusa.com/xoops/

http://www.sirotsumekusa.com/xoops/modules/eguide/event.php?eid=4

問合せ先midi@par.odn.ne.jp(森沢)
電話:047-355-8514 FAX:047-355-8513(渡辺)

■会場は300席です。予約は要りません
■当日の保育はありません

開始時間 18時35分
定員数 300人
--------------------------------------------------------
3.11で浦安も被災しました。

でも天災は受け入れ乗り越える覚悟を持ち、前向きに
取り組むことができました。

けれども放射能は、子どもたちに耐えなさい、乗り越えなさいと
いう話しとは次元が違いました。

大人が守ってあげるしかありません。

私たちの時代に、空気も水も土も海もこんなに汚しちゃって、
ごめんね、ごめんねって心の中で何度も子どもたちに謝ってしまいます。

誰もが初めて対峙する放射能のこと、途方に暮れることも多く、
私たちは本当はどのような現実に向き合っているのか
ただただ現実を知りたいと感じています。

そしてこれからやってくるさまざまな課題を知りたいと思っています。

知って、出来ることを出来る限りやりたいと思っています。

それが未来を託す子どもたちに対して私たち大人の当然の
責任だからです。

長年チェルノブイリを取材し、子どもたちのその後を見守り
3月からは精力的に福島を取材して下さった広河さんのお話を
まずはまっすぐ聞く必要があると思い、講演を依頼しました。

お忙しい中の快諾です。
是非お誘いあっていらしてください。

 シロツメクサの会

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広河隆一プロフィール

広河顔写真_白黒横顔.jpg

1943年 中国天津市生まれ。1945年に日本に引き揚げる。
1967年に早稲田大学卒業後、イスラエルへ渡る。その直後に
第3次中東戦争勃発。1970年に帰国。その後、中東問題と
核問題を中心に海外取材を重ねる。
チェルノブイリ事故後は現地の取材や被爆した子どもたちの
支援を20年以上続け、3・11後は福島に入り私たちに
この地で起きた現実を突きつけ続ける、日本を代表する
フォト・ジャーナリスト。
IOJ国際報道写真コンテストの大賞・金賞をはじめ、講談社出版文化賞、
日本写真協会年度賞、早稲田ジャーナリズム大賞、土門拳賞など多数受賞。
「新版パレスチナ」「核の大地」「龍平の未来」「チェルノブイリと地球」
「チェルノブイリ 消えた458の村」「写真記録パレスチナ」「破断層」
などのノンフィクション、写真集、小説、訳書を多数出版。
また「チェルノブイリ20年目の歌声」「素敵な宇宙船地球号?はばたけ命の翼」など
中東、核関係の報道番組も多数制作。2004年3月『 DAYS JAPAN 』
http://www.daysjapan.net/ を発刊。編集長として現在に至る。
チェルノブイリ子ども基金顧問。パレスチナの子供の里親運動顧問。
日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)会員。日本写真家協会、日本写真協会会員。


パレスチナを追った40年間の間に撮られた写真、映像により、
劇場版『パレスチナ1948・NAKBA』が完成。本作はすでに、フランス
(2008年2月中旬)そしてレバノン(2008年3月中旬)での上映も決まっている。
尚、この映画の製作者はシロツメクサの会を立ち上げた森沢典子。
http://nakba.jp/story.html


皆さまの御来場を心よりお待ち致しております。

営業・企画部
佐藤 典子


posted by デイズジャパン at 13:35| Comment(0) | 営業部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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