そんな「声」にお答えするのが、昨日発売したDAYS JAPAN 10月号です。
まずは、「放射能」に関して。
・どのように測ればいいの?
・どのような機械を選べばいいの。値段は?
・何が測れるの?何を測ればいいの?α線……β線……γ線……?
・安全、危険の判断基準は?
・日本の安全基準で流通している食品を食べても大丈夫なの?
3.11後、「放射能」と生活が密接に結びついてしまい、疑問や不安が絶えませんよね。
そんな疑問にお答えし、不安を解消してくれるのが木村真三さんです。
木村さんはの現地調査の様子は、NHK ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」で話題になりましたよね。
まだ視ていないという方は、NHKオンデマンドから視ることができます。
また、実際に放射能測定器を購入した24人の方々のアンケートも掲載されています。
放射線量を測定したいが、どの測定器買ったら良いのか分からないという方にとって、
現実的で具体的な情報を得られると思います。
この購入者の「声」を誌面だけに留めるのはもったいないので、ネット上でも募集しています。
放射能測定器をお持ちの方は、是非「声」をお聞かせください。
皆さんの「声」が集まり、測定器を購入しようとしている人の参考となれば良いと思います。
放射線量や食品汚染による内部被曝に関してここまで心配しなければいけない背景。
それは、企業や政治、マスコミに対して不信感があるからですよね。
生活に直結した放射能の問題は木村さんやアンケートの「声」で解消し、
不信感で凝り固まったこころは直木賞作家・池井戸潤さんの文章で解消してください。
池井戸さんの「下町ロケット」には、仕事観や人間関係、お金や夢・プライド、それらのあるべき姿が下町で働く人々の姿を通して描かれています。
今の日本社会、そして一人ひとりにどのように生きて行けば良いか示唆を与えてくれる、そんな作品です。
そして、そのエッセンスが佐藤文則さん・広河隆一の写真と池井戸さんの文章で、DAYS JAPAN 10月号「俺たちの『下町ロケット』工場」に凝縮されています。
特に池井戸さんの書き下ろしエッセイは、「下町ロケット」の裏話のようなものであり、池井戸さんの実体験をもとに書かれたとても貴重な逸話です。
「下町ロケット」に登場する下町で働く人々然り、木村真三さん然り
決して折れることのない信念を持って何かを成し遂げようとする姿は尊敬に値します。
3月13日、「震災地域への支援については……本省並びに研究所の指示に従ってください。くれぐれも勝手な行動はしないようお願いします」という指示が木村さんにメールで来たのに対し、
「われわれが初動調査を遅らせたら取り返しがつかない。だからすぐに現場に行かないといけない」という思いから、辞表を書いて、そっと総務課長の机の上に置いて研究所を後にしたそうです。
「一枚の写真が国家を動かすこともある」
「人々の意志が戦争を止める日が必ず来る」
これらの信念の下、デイズジャパンも尽力して参ります。
DAYS JAPAN 10月号もよろしくお願い致します。
・NHK ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」
http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2011029206SA000/
・放射能測定器購入者アンケート
http://www.facebook.com/topic.php?uid=198516063520921&topic=479
・下町ロケット
http://www.shogakukan.co.jp/pr/rocket/
※ DAYS JAPAN 10月号掲載の下町ロケットの裏話(池井戸さんの実体験)に関連する部分は「下町ロケット」の307ページに書かれています。
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