2011年09月08日

[プレスリリース]子どもたちを放射能から守るネットワーク>山下俊一氏「朝日がん大賞」に抗議


報道各位

「子どもたちを放射能から守るネットワーク」では、9月1日付で報道された山下
俊一氏の「朝日がん大賞」受賞に関して、朝日新聞宛に下記の抗議文を提出いた
しましたので、お知らせいたします。

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2011年9月3日

「朝日がん大賞に山下俊一氏を選んだ朝日新聞社に抗議します」

子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
代表世話人 中手聖一
世話人一同

貴社の9月1日付けの新聞を見て、わたし達「子どもたちを放射能から守る福島ネッ
トワーク」の一同、また、一緒になって、福島の子どもたちを守る市民運動に参
加している関係者は愕然とし、同時に怒りを抑えることができませんでした。

なぜ、山下俊一氏の行っている行為がこのような形で評価されるのか、理解に苦
しみます。氏の発言が、子どもたちを守ろうとしている福島の親たちをどれだけ
苦しめてきたのか、またこれからも福島医大の副学長として福島県民を苦しめる
つもりなのか、貴社の選考の基準には入っていなかったのでしょうか。

山下俊一氏は、3月の下旬から福島県に入り、「年間100ミリシーベルトでも問
題ない。妊婦でも子どもでも危険はない」という発言をくりかえしてきました。
当時の同氏のこの発言は、福島市政だよりにも掲載され(別添1)、福島県内で
「安全神話」を築き上げてきました。
同氏は医学系の雑誌には、低線量被ばくのリスクを指摘する記事を書きながらも、
福島では逆に低線量被ばくのリスクをまったく否定する言動をとったのです。

ご存知のように、低線量放射線の影響は「閾値なしの線形モデル」を採用し、線
量に応じた影響が生じるというのが、国際的な常識となっており、保守的なICRP
もそれを認めています。

実際には、福島では、多くの地域では、本来であれば、一般人の出入りが禁じら
れる放射線管理区域以上の高い汚染が広がり、チェルノブイリ事故と比較しても
安心・安全とはいえないレベルの状況が続いています。同氏の発言は、多くの方
の避難を躊躇させ、また、福島に住み続けることについて安心感を得させ、家族
不和まで生んでいるのです。さらに、「危険かもしれない」という市民が憂慮の
声をあげられない空気をつくりだしました。

この世に家族ほど大切なものがあるでしょうか。子どもほど大切な存在があるで
しょうか。それなのに、同氏がつくりだした「安全神話」により、家族を守れず
に、私たちがどれほど苦しんだか、言葉には言い尽くせないほどです。わたし達
福島県民は、それでもなんとか明るく前向きに生きようと日々戦っているのです。

私たちは、このように山下俊一氏が、県の放射線リスク・アドバイザー、県民健
康管理調査委員会の座長にあることに強い危機感を覚え、同氏の罷免を求める署
名運動を行い、6607筆の署名を得ました(別添2)。また、全国の署名運動では、
1ミリシーベルト順守と避難・疎開と併せて同氏の罷免を求める要請項目を加え
ましたが、4万筆以上の署名が集まりました。

このような市民運動は一切報道せず、山下俊一氏のようない人を「がん大賞」を
授与するとは、御社の新聞社としての良識が疑われます。

わたし達は山下氏への「がん大賞」授与の撤回を求めるとともに、貴社紙面にお
いて謝罪を掲載することを求めます。

あわせて、このような批判があったことを、きちんと報道していただくことを求
めます。

以上

別添1:福島市政だより(4月21日号)
福島市政だより.pdf

別添2:山下俊一氏の罷免を求める県民署名
県民署名.pdf




posted by デイズジャパン at 20:38| Comment(1) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は生まれながらの福島県民ですが、こうした人間味あふれるメンタルな「支援」は大変ありがたいものです。
すでに「東電マネーと朝日新聞社」といったタイトルの週刊誌記事も出ていましたので、この「朝日がん大賞」問題には私も驚きませんでした。

新聞というビジネスはもう儲からないと言われて久しいですが、この「がん大賞」というスキャンダラスな小事件を知って、もしかすると「ガン」という病気そのものがこれからの「金のなる木」という見方でもあるのかなと懸念を抱きました。
ガン研究の先進国であるアメリカでは、製薬会社や病院を含めて「ガン産業」だとの見方まであると聞きますが、病気や病人を食い物にするのはやめて頂きたいものです。
それでは、医の倫理にも抵触するはずですからね。

ただ最近思うのですが、これまでは「フクシマ」といっても、外国の方はおろか、日本人でも「どこだったっけ?」というリアクションが多かったと思います。
それを思うと、今や隔世の感がありますね。

というわけで、今や良くも悪くも「世界のフクシマ」ということですから、その福島県で医の倫理を蹂躙するような山下教授その他の「医学者」による欺瞞情報やえせ医療行為が続いているのでは、国際的なスキャンダル報道にも乗りそうですね。

問題の山下教授は、去る7月すでにジャーナリスト広瀬隆氏らにより東京地検に刑事告発されているにもかかわらず、最近はドイツの有名週刊誌シュピーゲルの取材に答えており、自分たちを告発した広瀬氏らについて「彼らは科学者でなくドクターでもない」などとかなり多寡をくくった放言を続けてらっしゃいました。
こうした「傲慢」のツケは、必ず回ってくるものだと申しますが……。

福島県といえば、この山下氏の傲慢な振る舞いを見てももう最近は忘れられたようですが、いわゆる「医聖」の野口英世の生地(猪苗代)であることを思い出してほしいものです。
そこへまあ、フクシマなら人体実験でも何でもやれるぞと言わんばかりの傲慢な自称「医学博士」「教授」…らが乗り込み、こうしてやりたい放題言いたい放題のオンパレードを続けてらっしゃる、というわけです。

7月に広瀬氏が刑事告発した際の記者会見の模様は、既にウェブ動画で掲載されているので、告発の理由は多くの日本国民が知悉していると思います。
私もやはり、広瀬氏が説明した通り、山下教授らは大変な罪を犯したものだと思いますし、罪に問われるのが当然だと思いますので、最近はトラブルばかり発覚している検察当局はここで襟をただして山下教授らの捜査を粛々と進めてほしいものです。

それにしても、文科省やその大臣が山下教授らを擁護するのは役所主義の当然の結末としても、県民が自治体選挙で選んで福島県知事に就任させた佐藤雄平知事が山下教授らをずっと擁護しているらしいのはやはり理解できませんね。
むしろ逆に、県当局が山下氏を本県の県立医大(福島県立医大)の副学長に任命したようですから、佐藤県政も東京電力や国の政・官と軌を一にしているようです。

このあたりで、すでに広瀬氏らの山下教授らに関する刑事告発を受理している東京地検は、この福島県当局の法的責任も捜査する必要があるのではないかと思います。
ちょうど、震災・原発事故のスタートから半年ですが、これ以上、国や自治体が無法者の天国であるかのような状態を放置してはなりませんね。
それは、文字通り、日本が滅亡する道につながりますので……。
Posted by おやじさん at 2011年09月12日 00:43
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