いつもブログを見てくださり、ありがとうございます。
DAYS JAPAN 営業・総務部の都路です。
本日からいよいよ始まります、「DAYSフォトジャーナリズム祭 in 横浜」!!
昨日はボランティア・スタッフの方々と一日掛けて写真展の準備をしていました。
初めは広々としていた写真展会場も、
動物、自然、DAYS大賞、津波・原発震災など150点以上の写真により飾られました。
展示作業もほぼ終わり、写真のキャプション(説明文)に間違いがないか確認しているときに、
ある一文に目が留まりました。
「『死の町』プリピャチ。すぐ向こうに、事故を起こした4号炉が見える。
この町の住民は、キエフなどに強制移住させられた。」
この写真はDAYS JAPAN 編集長の広河隆一が1989年3月に撮った写真でした。
それは、私の生まれた年月でもありました。
25年前に起こったチェルノブイリ原発事故。広河はその3年後にチェルノブイリの取材に入りました。
その頃から、チェルノブイリ、パレスチナをはじめとした多くの取材をし、写真を撮ってきた広河。
昨年、取材したアフガニスタンの写真もあり、広河の作品を集大成したものが展示されています。
そして、キャプションの説明文はこう続きます。
「ここは現在約4マイクロ・シーベルト/時で、これは福島県の学校運営の基準値(3.8マイクロ・シーベルト/時)とほぼ同じである」
隔年で行なわれていた横浜赤レンガ倉庫での写真展。
今年は東日本大震災の影響で開催が危ぶまれていました。
そんななか、皆様の支えがあり、2011年も開催に漕ぎ着けました。
2011年は東日本大震災、福島第一原発事故があり、
その年に写真展を開催することはとても意義のあることだと思います。
そこには、今を生きている人、津波・原発震災を目の当たりにした人すべてに見て頂きたい写真が展示されています。
それらの写真に映るものを目に焼き付けて、後世に伝えていくために。
DAYSフォトジャーナリズム祭in横浜では、S.A.Lという慶應義塾大学の学生団体が協力してくれています。
特に次代を担っていく彼らのような若い人に見てほしいと思います。
視て、考え、未来をつくっていく機会になる写真展になればいいと思います。
会場で皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
≪DAYSフォトジャーナリズム祭in横浜の詳細≫
http://daysjapanblog.seesaa.net/article/218349434.html
写真展準備風景(1)
写真展準備風景(2)
写真展準備風景(3)
広河隆一写真展
津波・原発震災の写真
DAYS JAPAN バックナンバーを取り揃えております。
ゆっくりと過去の号をご覧になっていただけるスペースもございます。
映像コーナー
「チェルノブイリの真実」などの上映があります。
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