先日20日に、デイズジャパン7月号が発売されました。
皆さんはもう読まれましたか?
さて、まだ7月号を読んでいない方のために、デイズ スタッフから読みどころを紹介したいと思います。
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≪特集 福島の行方 A人海戦術の海になる≫
皆さんは3.11以降、福島原発で何が起こったか、テレビやインターネットを通じてよくご存知かと思います。
しかし、本当にそこで何が起こっていたか知っていますか?
そこで働いている人たちが何を思って、どのように行動したか知っていますか?
「われわれはなにやってたんだろうな。肝心の国も保安院も、一体なんだったんだろうなぁ」
「昔の特攻隊員って、こんな気持ちだったんじゃないかなぁ」
「もしかしたらプリピャチみたいになっちゃうんじゃないのか」
※プリピャチ……チェルノブイリ原発事故でゴーストタウン化した市
3月11日、地震のあったその時、福島第一原発内にいた、
そして今も決死の作業を続けるТ氏のインタビューから、
「もうひとつの3.11」が見えてくることでしょう。
[スタッフの一言]
原発作業員のインタビューは読者を引き込む臨場感に満ちている。
現場行かなければわからない「福島で何が起こっているのか」に触れられる。(編集部 山根)
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≪特集 福島の行方 B被曝する大地と人々≫
齋藤夕香さん(福島市飯野町・保険外交員)
小川芳江さん(郡山市開成・元喫茶店経営)
佐藤幸子さん(「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」世話人)
武藤類子さん(田村郡三春町・元喫茶店主)
「私の子は中学生、小学5年と一番下が保育園」
「喫茶店やってたんだけれど、こういう状況で飲食店をやっていけないと思って、閉めちゃったんだけれど」
……と、自分たちの置かれている状況を語り始めました。
この方々は、福島県の住民です。
編集長広河隆一が現地でインタビューをし、住民の方々の思いを聞いてきました。
今、原発に関する情報は溢れています。
もう聞きたくもないと思っている方もいることでしょう。
しかし、住民ひとりひとりの声を、自分の身に置き換えて読んでください。
誌面だからこそ、住民の方々の問題を自分のこととして対峙することができると思います。
※ スペースの都合上、本誌で掲載できなかったインタビューについては電子版DAYSに掲載予定です。
[スタッフの一言]
住民のインタビューは、ショッキングな現地の実情や住民の葛藤が垣間見れて、
原発により翻弄される人々の事実が伝わってくる。
また、ドイツの市民が作った放射能測定所の写真など、過去の例が見ることができる。(編集部 坂本)
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≪視てほしい一枚≫
文部科学省に対し、子どもの放射線量上限年20ミリシーベルトの撤回を求める福島県の父母らの集会でメッセージを掲げる少女。
そこには以下のように書かれていました。
「みんなをまもってください。わたしとわたしのおともだちをまもってください。おねがいします」
(DAYS JAPAN 7月号 35頁)
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≪特集 福島の行方 @原発の誕生≫
「格納容器」「圧力容器」「燃料プール」などニュースでよく聞く言葉を写真として見ることができ、ニュースで使われている解説図とは異なり、原発の「巨大さ」「複雑さ」「恐ろしさ」が写真によって伝わってくる。(営業部 都路)
≪虹のように多様な性≫(LGBTに関して)
写真がなごやかで安心して見られる。(営業部 佐藤)
≪営みの地球 ツキノワグマを追って≫
ツキノワグマは、写真家が自分で器具や餌を開発し、
撮影を行っているという究めた人で面白かった。(編集部 坂本)
以上のような、原発以外の記事も充実しています。
7月号の詳細は、以下のURLからご覧ください。
http://www.daysjapan.net/about/index2.html
デイズジャパン全国の書店で販売しています。是非、お手に取って頂けたらと思います。
購読してくださっている方は、このような雑誌があるということを知人・友人にご紹介頂けたらと思います。
宜しくお願いします。
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