彼らの放送は毎日サイバー攻撃にさらされるという。対抗するため、DAYSのほうもセキュリティに万全を期さなければならない。そしてDAYSはビルマ語版を無料化できるように、バックアップするつもりだ。
ところで電子書籍元年と言われた2010年。大騒ぎが続くが、本は紙の文化の上に花開いた。そのままパソコンやタブレットに置き換えても、目を見張るのは最初のうちだけで、すぐ飽きられてしまうかもしれない。電子書籍バブルの時代の中で、企業が必死に生き残りや儲けや広告収入を狙っているが、成功している例はほとんどないに近い。
それでもDAYSの読者のなかには、電子版を心待ちにしている人が多い。まずDAYSのバックナンバーが書棚を占領して、泣く泣く処分しなければならないと考えている人。新しい電子版ではバックナンバー80数冊がいつでも閲覧できる。次にDAYSの世界での配信に期待する人。これまで海外でDAYSを注文した人は、雑誌の定価と同じくらいのお金を送料に払わなければならなかった。そして私たちが最も期待するのが、世界のフォトジャーナリストの仕事が、世界中に配信されることである。日・英・ビルマ語に続いて何語が現れてくるか楽しみにしていただきたい。(広河)