DAYSは世田谷区の明大前駅近くにあるが、駅前の書店のご主人に聞くと「広告に依存している雑誌から潰れていきますね」という。多くの雑誌が、突然廃刊を宣言し、消えていく。事前に危ないという情報が流れたら、企業は広告を引き揚げるし、銀行が飛んできて借金を回収しようとするだろう。そうした問題からはDAYSは解放されているので、危機は危機として正直に訴えることにしたのだ。そしてこの雑誌に「志」を感じていただいている人々が、その訴えに応えてくださっている。
年末は沖縄普天間基地の撮影に行っていたが、雨にたたられた。また仕切り直しだ。しかし基地問題の陰に、日米安保の問題、日本への沖縄返還の問題、沖縄戦の問題、さらに薩摩による琉球王国併合の問題と、さかのぼる重い歴史が見えてくる。
普天間基地に食い込むように、佐喜眞美術館がある。ここには丸木位里・俊さん作の巨大な「沖縄戦の図」が展示されているほか、沖縄の美術家たちも展示され、問題の深淵を訴え続けている。それらはまるで見る人の心をかきむしるような叫び声をあげているようだった。(広河)
置いてもらえれば宣伝にもなると思います。
また、定期テスト終わったら手伝わせてもらいます。