mixiページ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=49474892&comment_count=13&comm_id=16008
--------
■ご質問
--------
私も fujisan で定期購読させていただいています。
全体で12位、部門別ランキングで3位。良かったですね。(^^
ただ、それでもまだ目標に届かないのかな?と、ちょっと疑問に感じます。
fujisan の分はまだカウントに入っていないのでしょうか?。あるいはバラ買いが多くて定期購読申し込みが少ないのでしょうか?。
それと定期購読者が払い込む購読料が 「廃刊になったときに定期購読者に返還するお金」 には当たらないのか?、というのも疑問です。そのお金に手を付けないためのキャンペーンなんですよね?。そこが分からなくて…。
サマーさんからいただいた回答は、「定期購読者のお力が一番の支えとなります」 とだけ書かれていて、私には理解できませんでした。ごめんなさい。
どなたか分かりやすくご説明していただけると嬉しいです。
誤解しないでいただきたいのですが、私はDAYSの存続を願っております。
元々は 「カード決済できるから」 という理由で私は fujisan で年間購読を始めまして、そのまま自動更新を続けておりますが、もし直接申し込む方が存続のためになるのであれば、そのように変更したいと思っています。
そういった事項についても告知していただけると嬉しいです。
-----------------------
■広河編集長の返事
-----------------------
ありがとうございました
ミクシーを拝見しました。
できる範囲でお答えします。
<まだ目標に届かないのかな?と、ちょっと疑問に感じます。
fujisan の分はまだカウントに入っていないのでしょうか?。あるいはバラ買いが多くて定期購読申し込みが少ないのでしょうか?>
fujisan‐netで12位というのは私たちにとって驚きでした。これほど早く存続キャンペーンの目標を達することができたのかと思ったのです。
しかしすぐに冷静にならなければなりませんでした。
確かに売り上げが急上昇しました。それは本当にうれしいことです。その上でご返事します。
fujisan-netの数字を過大に考えていただくと、誤解することになります。この数字はこれまでの定期購読者の数に、新規購読者の数が加えられた数です。 さらにAERAや他の著名雑誌を抜いたと大喜びしましたが、基本的にキヨスクやコンビニや街角の小さな書店でも購入できる雑誌を、わざわざ定期購読する人は、そう多くはありません。AERAなどの販売数を抜いたということではないことは、皆さんすぐにお分かりでしょう。fujisan-netという定期購読者向けの取次ぎ会社の扱い数で、キャンペーンの成果が現れ、定期購読の数字が急上昇し、12位という成績が出ました。それは事実です。でもそれは200人とか300人とかいう数字が、これまでの数字に上乗せされたというふうに考えていただければと思います。アマゾンでランキングされたということとは違うのです。でも皆さんの存続キャンペーンへのご支援がこういう形になって現れたということで、大喜びして、この喜びを分かち合いたいと、ブログやミクシーでお知らせした次第です。
次に定期購読についてお知らせします。たとえば、12月20日発売の1月号から申し込んでいただいた方は、1年後の11月20日発売の12月号で終了になります。そのときに更新していただけない限り、定期購読は終わります。DAYSは2009年12月現在の年間定期購読数は約6200人です。それを12か月で割ると約516人。平均すると、毎月この数の人が定期購読の期限を迎えるということになるのです。
ところでふつう定期購読をしてくださっている方で、期限が来て更新してくださる方は、50−60%です。皆さんには皆さんそれぞれのご事情があり、経済危機の直撃を受ける人もいます。私たちは「次号があなたの最終号となります。定期購読更新のお手続きをお願いします」とか「今月号が最後の号になります」とか、場合によってはお電話でお願いすることもあります。それでもはっきりした購読中止の理由のない方でも、「忘れていた」とか「郵便局にいけなかった」とか「書店で気に入ったときだけ買えばいいと考えた」とか「DAYSは支援しなくても続いているから」とか、そのほかの理由で、残念ながら継続していただけない方がでるのは、仕方のないことです。「定年を迎えた」とか「リストラにあった」とか、継続できなかった理由を書いて下さる方もいます。たとえ1年でも、DAYSをご支援いただいた方には、本当に感謝しています。(続く)
しかし毎月期限が来る516人の半分強の方が購読継続の手続きをしていただいたとしても、毎月250人の方が減っていくことになります。ですから月に250人の新規購読者が獲得できて、ようやく前月並になるということです。
私たちは9月末から存続キャンペーンを開始しました。10月20日発売の11月号、11月20日発売号、12月20日発売号と、すでに750人の人が継続していただけていないことになります。存続キャンペーンの「1500人獲得」という目標は、あくまで「新規獲得」ということで、継続者が750人+新規の方750人でようやく前月並びになるということになるのです。
しかし前月に並ぶだけでも大変なことなのに、書店の落ち込み分をカバーするためには、さらに新規購読者を獲得する必要があります。こうして私たちは新規1500人獲得を目標にしました。これからも書店での販売数が落ちていくと、もっと新規獲得しなければならないことになります。
あまり複雑なご説明は、控えていましたので、「もう目標は達成できているはずでは?」と思われたのも無理はないと思います。
私たちは、本当は「継続減を引いた上の実質増加数」をきちんとご説明して目標にあげるべきでしょうけれど、これははっきりした予測が立ちません。毎月どれくらいの方が継続していただけるか、予測はつかないのです。
昨年9月末にキャンペーンを開始して、6周年を迎える3月までに継続者が50%強だと、10月、11月、12月、1月、2月、3月の半年間で大まかな計算で、1500人。これを上回る数字が実質増加数です。また継続者が平均約60%になりますと、合計減少数は、約1200人、70%になりますと930人です。70%という数字は、ふつうはなかなか困難な数字です。
存続キャンペーンは、これらの数字を1500人上回る獲得目標を打ち立てていることになります。これまでのふだんの努力で、なんとか60%は継続していただいたうえて、キャンペーンによって、さらに1500人必要と考えているのです。
私たちが必死なのはこれでお分かりいただけたでしょうか。それでも昨年12月以来のお申し込みの急増で、DAYSが3月をもって廃刊という危機は、乗り越えつつあります。
しかしこれから一番の難所にさしかかります。それは2月20日に訪れます。この日に3月号が発売されますが、この号で期限切れを迎える定期購読者の方は1500人以上になります。この方々のほとんどは、創刊号から5年間購読をいただいた方です。DAYSが産声を上げたときに、支えてやろうというお気持ちで、定期購読開始していただいた方々なのです。5年前には5500人だった方は毎年減少し、5年目を迎えたときに継続していただいた方が1500人。その方がまもなく期限を迎えられ、もし半数の方しか継続していただけない場合は、一挙に750人が減ります。
つまりキャンペーンで新規の方が750人しか増えない場合は、ここで数字がリセットされ、ゼロになる、つまり前月並になるということです。それまでの月の継続者が減った分の新規購読者が獲得できない場合は、さらに困難な状態になるということになります。
私たちは、本当に雑誌の継続が確定ーー少なくともあと1年間くらいはーーすることが分かるのは、3月9日の6周年記念日だと考えています。なぜこの日なのかといいましたら、私たちは定期購読の発送を凸版傘下の業者にお願いしていますが、その凸版に3月20日発売の4月号の定期購読者の発送リストを渡す日が、この前日だからです。このとき2月20日に期限を迎えられた方で、ご継続いただけなかった方の数も確定します。
ふだん継続者、新規者のデータ打ち込み、継続いただけなかった方のデータの発送リストからの削除などでおおわらわーーDAYSでは1人の人間でこの仕事をしています。現在社員は5人。本当はあと2人は増員したいのですが、そうするとさらに人件費は膨らむことになりますーーで、データを渡すときにようやく確定した数字が出るのです。
この3月9日に私たちは6周年記念のための会場として、水道橋近く、後楽園そばの文京シビックセンターの小ホールを予約していますが、この日「存続決定・感謝・6周年記念集会」と名うてるかどうか、それとも多くのご支援をいただいたものの先が見えない状態で迎えるかどうか、まだまだ分かりません。ただ確実に追い風は吹いています。そうした中でも、まだまだ気を引き締めなければならないと考え、存続キャンペーンを引き続きお願いしている状態です。
<それと定期購読者が払い込む購読料が 「廃刊になったときに定期購読者に返還するお金」 には当たらないのか?、というのも疑問です。そのお金に手を付けないためのキャンペーンなんですよね?。そこが分からなくて…。
サマーさんからいただいた回答は、「定期購読者のお力が一番の支えとなります」 とだけ書かれていて、私には理解できませんでした。ごめんなさい。
どなたか分かりやすくご説明していただけると嬉しいです>
定期購読者がある線を越えて増えますと、当然利益が出はじめます。 利益が出たら、当然雑誌は廃刊にはなりませんから、返金する必要もありません。
多くの出版社は、返金には応じません。使えるお金はすべて使い切って、家屋なども抵当に入れ、銀行から借金もして、それでも倒産というところが多いのです。倒産の場合、定期購読の残金返金を約束して実施している出版社は非常に少ないと思います。倒産しないまでも、毎号組み立てるパーツがついてきて、それが売り物になっていたのに、パーツがそろわないまま、雑誌が途中で廃刊というケースもありました。
しかし先日週刊金曜日に尋ねましたら、私たちと同じような措置をしているといっていました。彼らも定期購読者には誠意を尽くそうと対策を立てていると知り、うれしくなりました。
<誤解しないでいただきたいのですが、私はDAYSの存続を願っております。
元々は 「カード決済できるから」 という理由で私は fujisan で年間購読を始めまして、そのまま自動更新を続けておりますが、もし直接申し込む方が存続のためになるのであれば、そのように変更したいと思っています。
そういった事項についても告知していただけると嬉しいです>
ありがとうございます。
長いご返事を書かざるを得なくなりましたが、納得いただけないこともこれからあるかもしれません。出版の経理はなかなか複雑で、私自身事情を理解するのに必死です。満足いただけるご返事ができなかったかもしれません。
今日の土曜日も夜の11時までDAYSで仕事をして家に戻って、ミクシーを拝見して、これはきちんとお答えすべきだと考え、できる範囲でのご回答をしました。明日の日曜日も出勤して、DAYS写真大賞の応募作品の整理をしなければなりません。今午前2時半です。ここでご回答を終えさせていただきます。毎回こうしたお答えをすることは不可能ですが、大切な件をご指摘いただきましたので、答えさせていただきました。
これからもDAYSをどうかよろしくお願いします。
DAYS JAPAN編集長
広河隆一