2009年12月21日

編集長便り(2009年12月号)

悔しい・・・…。

祝島のことだ。11月8日にはとうとうシーカヤックで抗議する人への中国電力側による暴行が起こった。若者は船に引き揚げられ、羽交い絞めにされ失神させられた。メディアはいなかったという。自分が今東京に足止めになっているのも、悔しい。涙がこみ上げてくるほど悔しいのだ。
11月は、大阪、京都、山口県で祝島の漁民による上関原発建設反対運動の話をさせてもらった。長く続く祝島の漁船による阻止行動もここまでかというとき、シーカヤックの人々が阻止のために現場に残った。チャンスとばかり、中国電力と地元賛成派の漁船が突入してきた。シーカヤック部隊は危険な状態に置かれ、転覆しそうになった。そのとき、祝島から漁船が海上を疾走してきた。中国電力の船は蹴ちらかされた。私はこのとき現場にはいず、話を多くの人々から聞いた。しかし集会でこの話をしようとするとき、胸にこみ上げてきて、語れない。ふがいないが、言葉が出ない。
玄海原発ではプルサーマルの運転が始まった。多くの人々が「クリーンエネルギー」という言葉に惑わされている間に、長崎の住民10万人の命を直後に奪った、地球上に現れた最悪の核物質プルトニウムがのし歩こうとしている。
DAYSと早稲田大学が共催して開催されるフォトジャーナリズム・フェスティバルは、いよいよ22日(日)2時の「戦争・写真 そしてメディアの危機」(テレビで硬派のコメンテーターやキャスターとして知られている上杉隆さんほか)や、多くの写真展を皮切りに、コア期間が始まる。祝島を撮影したDAYSフォトジャーナリスト学校の生徒たちの作品報告が、他の多くの作品とともに、11月26日午後6時半から、早稲田大学大隈講堂で行われる。ぜひとも足を運んでいただきたい。早稲田の正門に続く通りは、フェスティバルのフラッグで覆われている。日本最大規模のこのフェスティバルは入場無料。なんとか成功させたい。(広河)
posted by デイズジャパン at 17:35| Comment(0) | 編集長便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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