加藤登紀子さんが新曲「1968」と「Rising」を私の写真の前で歌ったのをはじめ「写真と音楽のコラボレーション」に、「音楽と写真とメッセージの大きな力」を感じていただけたと思う。学生の一人はアンケート用紙に「こんな素晴らしいイベントなら、授業を休講にすべきだ」とも書いてくれた。
しかしあまりに大きな催しだったため、力を取られすぎ、来年のDAYS継続の対策が遅れている。2010年という年がメディアとジャーナリズムにとってどのような年になるのか、ということも、イベントのテーマの一つだった。メディアが形を変えていくことは、時代の流れかもしれないが、ジャーナリズムがいよいよおかしな状態になることは容認できない。
2010年が恐ろしく厳しい年になることだけは予感できるが、その中に飲み込まれている間は具体的な姿が見えず、とどめを刺された時にはじめて、相手の正体とその大きさを思い知ることになるかもしれない。
DAYSの「存亡」をかけた定期購読キャンペーンは、新規500人獲得を目指して秋から展開しているが、現在350人。DAYSの定期購読者は現在6200人で、6年前の創刊時から1200人増えている。あとは直販、委託販売、物販、そして書店販売だが、書店販売は読者の書店離れ、新聞・雑誌離れの傾向をここ数年受け続けてきた。じわじわとそのボディブローが効き始めているのを感じる。3月に6周年を迎えるDAYSを、市場原理でつぶすわけにはいかない。(広河)
僕は、毎日ひろいおふとんの中に潜ってぬくぬくしながら寝ている犬です。
先日たまたま、デイズジャパン1月号トップの氷河の上に取り残されているシロクマさんの親子の写真に出会い、じっと見ていたら泣けてきてしまいました。
世の中、たいへんな境遇の動物がいっぱいいるのに、僕なんかは本当にラッキーなんだな、とつくづく思いました。
(殺されてしまううちの親戚たちのことも以前に取り上げてくださったそうで、ありがとうございます。いぬづてにききました。)
これからもデイズジャパンを読んで、世界の現実を知りたいと思いますのでよろしくおねがいします。