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私がDAYS JAPANの定期購読を始めたのは今から2年前、高校2年の時です。
学校の課外活動の一貫でDAYS JAPANの存在を知り、DAYS JAPANのHPにある「戦争がなくなる日が必ず来る」という言葉に惹かれ、読んでみようと書店や図書館を巡りました。しかし、田舎のせいかどこにもなく、書店で取り寄せてもらいました。拝読し、写真が中心で記事の内容も篤く、戦争・自然・民族・人権……と様々な視点を取り入れた構成で、広告が少ないDAYSに「こんな雑誌が読みたかったんだ!」と一気に惚れ込みました。
それまで雑誌を買うという習慣がなく、定期購読を申し込むことに不安はありましたが、書店で買うよりも安くなりますし、何より家に直接配送され買いに行く手間もいらないメリットは、地方に住む私にはとても大きいものでした。
また、学校の世界史や現代社会の教科書には載っていないことばかりで、授業でやっていることは世界で起きているほんの一部に過ぎないと知ることが出来ました。
例えばロマの存在や生活、迫害についての記事(2007.10、2009.2)を読むまで、ジプシーという言葉は聞いたことはありましたが、その意味や偏見は知りませんでした。ましてや“ロマ”という言葉は始めて知りました。そして、ロマが「人間」という意味を持つこと、旅を続けることの意味や思想に憧憬と切なさを感じました。
また、日本国内の記事でも衝撃的で信じがたく、忘れられない記事が少なくありません。暴力ポルノ(2008.7)のAVの残酷さは、本当に身の凍るような思いを感じました。あのようなことを求めている人がいること、ビジネスとして成り立っていることが不思議でなりません。
もちろん心あたたまる記事もたくさんありますが、目に見える戦争や貧困、人権侵害だけでなく、一見平和に見える社会に隠されている真実を見出し、知るつてのない私達に発信してくれることが、なによりも有り難く思います。大学に入り、上京して身近にDAYSを売る書店がある環境になりましたが、せわしない日々に買い逃す心配のないので定期購読をやめようとは思いません。また、郵送に使われる半透明のビニルの封筒は、DAYS JAPANを保管するのに重宝しています。封筒に入れておけば汚れや折れ曲がり、欠色の心配がなく、透明なのですぐにどの号か確認出来るのでとても便利です。
今年、私が好きな雑誌が一つ休刊になりました。このまま廃刊の可能性が高いそうで、寂しい限りです。DAYS JAPANには頑張って欲しいです。重要な情報のソースを失いたくありません。大変だと存じますが、毎月DAYS JAPANが届くのを心待ちにしています。
(都内大学1年生/女性)