2009年07月30日

読者の声 2009年8月号no.9

核の恐ろしさは、事故や爆発が起こったときの初期被ばくはもちろん、長い時間土地に残り、体に堆積し、子供へと受け継いでしまうことだと、写真と文章の力でよりつよく再認識しました。

そして、村がいくつもなくなり、人々が、事故を知らない子供たちまでもが、23年たった今でも苦しみつづけているというのに、「安全」「がんの発生の増加とチェルノブイリの事故との関係性は確認できない」とする行政の対応は、広島で原爆が落とされたあとの広島市、日本の被爆者に対する対応と重なります。

最近核関連の本をたくさん読んだり、写真を見たりする機会があるのですが、知れば知るほど「これは犯罪だ」という思いが強くなります。原爆の投下、核実験そのものはもちろん、事故で被ばくした人々への行政の対応も。

時間の経過により、どんな悲惨なことが起こっても周辺の人々は忘れてしまいますが、チェルノブイリ、セミパラチンスクで今も被ばくの影響を受け続けている人々の写真は、目をそらしてはいけないものだとおもいました。
(20代/女性)
posted by デイズジャパン at 22:01| Comment(0) | 読者の声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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