そして、村がいくつもなくなり、人々が、事故を知らない子供たちまでもが、23年たった今でも苦しみつづけているというのに、「安全」「がんの発生の増加とチェルノブイリの事故との関係性は確認できない」とする行政の対応は、広島で原爆が落とされたあとの広島市、日本の被爆者に対する対応と重なります。
最近核関連の本をたくさん読んだり、写真を見たりする機会があるのですが、知れば知るほど「これは犯罪だ」という思いが強くなります。原爆の投下、核実験そのものはもちろん、事故で被ばくした人々への行政の対応も。
時間の経過により、どんな悲惨なことが起こっても周辺の人々は忘れてしまいますが、チェルノブイリ、セミパラチンスクで今も被ばくの影響を受け続けている人々の写真は、目をそらしてはいけないものだとおもいました。
(20代/女性)