2009年07月29日

読者の声 2009年8月号no.7

まず印象に残ったのは辻出紀子さんの紹介でした。今の自分と同年代で活動されていて、共感するものがありました。同時に身の上に起こる事故に対しての覚悟、フォトジャーナリストになる大前提の事を再認識しました。


原発事故23年後のチェルノブイリの写真がショックでした。今だに残させれている廃墟。日本は戦後の焼け跡から同じ年月をかけて高度成長期に入って行き、戦争の傷跡も端からは見えないようになっていたと思います。
この号のチェルノブイリの写真は、まるで戦闘でもあったのかと思ったほどでした。なぜ日本のように、傷跡を隠すように新しいものを作らないのか疑問が浮かびました。
汚染されているから立ち入りたくない土地であると公言しているようなものなのに、人間が自分の失態を覆い隠したがる心理がもどかしくなりました。


リカルド、ヤマモトさんの記事は私にとっては身近に感じるのもです。今、私が居候させてもらっているお家の主、67歳のゆみこさんは、18歳からずっとブラジルに関わって来て、日系ブラジル人、そして出稼ぎのコロンビア人が毎日のように家にやって来て、日本語を勉強して行ったり、いろんな話をしています。
記事の中の、

「日本社会を避難しようとしているわけでも〜私たちはどのように記憶されているのだろうと。」

と言う事はいつも考えさせられています。ブラジルだけでなく、在日韓国人や部落や過疎地の人々のことも。


同じ地球上に、同じ国に共存して行く永遠のテーマのうちの一つなのだと思いました。
(20代/女性)
posted by デイズジャパン at 12:05| Comment(0) | 読者の声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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