2009年07月21日

名古屋展来場者の声

 名古屋の写真展に来てくださった方が、素晴らしい詩をつくってくださいましたのでご紹介します。


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〜マナウスの土は湿っている〜


マナウスの褐色の土は
胸底からこみあげる唾液によって湿っている
泥が顔まで飛ぶ
泥が足跡を埋める

立ち退きを迫る
顔のない隊列
抵抗を踏みつぶすプロテクターの隊列
その覗き窓のある盾の前進
その声のないこん棒の突出
マナウスの顔のない武装した隊列

隊列に立ち向かう母の腰はゆがむ
盾とこん棒に立ち向かう腰よ
赤子の重さをも助けとして踏んばる脚よ
盾とこん棒に立ち向かうのは一人ではない
叫んでいるのは一人ではない
母と子の吐き出す唾液がすべての排除された者の怒りの動悸を伝える

汗に濡れた皮膚が疑いのない生を伝え
脈動の行方を指ししめす
母に抱かれた赤子は隊列を見上げる
母に振りおろされるこん棒を見る
その衝撃を目を一杯見開いて
胸を高鳴らせて受けとめる

法が執行される日に
その非法に対して立ち向かうのは
打算をこえる目
犯されざる胸の高鳴り


posted by デイズジャパン at 20:39| Comment(0) | 読者の声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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