リスク管理、証言者の安全性と信憑性を証明するための証言のバランス、また電話の対策。
様々な状況を想定し、社内でも緊迫した空気が漂っていました。
しかし、発売後は特に大きな問題もなく、読者の皆様にはいろいろな応援のご意見も届き、今となってはひと安心しています。
何を出すか、どう発表するか、エネルギーを絞りだすように試行錯誤する編集長の姿を見てどのメディアも出していない真実を伝えていくことの重さを身をもって知りました。
さて、いち読者に戻ったとき、一番心を揺さぶられたのが「フィリピン人妻への虐待」でした。
一人の女性として。この社会を作っている一人の日本人として、腑に落ちない気持ちと、憤慨と、不甲斐無さの入り混じった、何とも嫌な後味が残りました。
この後味が彼女のような人を一人でも出さないように、また、彼女自身も何とかできるように動いていく原動力になるかと思います。
「カフィン」という団体についてもっと知ろうと思いました。
一人でも多くの 人に見てもらいたい、知ってもらいたい号です。
(プロジェクト事業部)