首相の「失言」にある種の期待感が高まっている。
「今日はどんな失言をするだろう」というわけで、ニュースの視聴率が上がっているのではないだろうか。
つまりは「おバカさんタレント」が人気を取るのと同じ現象だ。
バカであればバカなだけ人気が出るわけだから、わざとやっているのではないかと思うのは考えすぎか。
無能の首相にしては、なかなか作戦が細かい。
でも「受け」をねらうだけで才能のないタレントは、すぐ飽きられる。
それにしてもこれを「失言」と言っていいのだろうか。
彼の「言葉」の中には、まるでアフガニスタンやイラクで、民衆の頭上に爆弾を落として「誤爆」と言っているのと同じ背景がありはしないか。それがむき出しになったのが航空幕僚長の発言で、ここまできたらもう笑えない。
広河隆一
2008年11月28日
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