狂牛病が騒がれたとき、
私は北海道で酪農のバイトをしていました。
そこで思い知ったのは、
「騒動のあおりを最初に受けるのは、日本の食を支えている農家の人々」
ということ。
その狂牛病騒動の煽りに加え、平成18年秋以降は、
家畜の餌となるトウモロコシ等の主産地−米国での
バイオエタノールの需要高騰や、海上運賃、為替レートの影響などにより、
家畜飼料の価格が高騰。
当時、子牛の売値もドドンと落ち、
不安な日々の中することは、ただより良い乳質の牛乳を絞ること。
しかし、飼料は下がらず乳価は上がらず、搾れば搾るほどに赤字になる。
年金、簡保の宿、消費税増税…。
政府の支援制度も打ち出されているが、
解決には結びつかず廃業の農家を生み出している。
国のお金が有効活用されること、心から願います。
(2008年10月28、29日の毎日新聞で特集有)
(総務部 M)