現在も日本列島で地震が頻発し、次の原発事故が起こる可能性は非常に高いです。
もしまた事故が起こったら私たちは何をすべきなのでしょうか?
2月27日(月)は、この6年を振り返り
自衛隊の原発事故救援の課題、避難について、国会事故調の提言は何が生かされ、何が生かされなかったのか
原発事故報道でメディアは役割を果たせるのか、などのテーマについて
専門家にご登壇いただき、中野にある野方区民センターでシンポジウムを開催します。
今回の登壇者の一人、中村勝美さんは、元陸上自衛隊研究本部特殊武器研究室長です。
世界中に核戦争を想定した特別な部隊があります。旧ソ連でも化学兵器、核兵器防護対策部隊があります。
チェルノブイリの事故の時に最前線で活動したのはこの部隊でした。
彼らが放射能から住民を守るという意味でも最も能力ある専門部隊であり、また放射能の恐ろしさを良く知っている部隊でもありました。
日本でも陸上自衛隊に中央特殊武器防護隊があります。3・11のときに福島原発に向かったのは彼らでした。
しかし、現場では3号機爆発の危険性は伝えられず、水素爆発の直撃を至近距離で受け、負傷者を出すことになりました。さらに空中からの注水活動も、直前にヘリの放射能防護板応急処置でおこなうという状態でした。自衛隊では次に起こるかもしれない原発事故に対して、どのような教訓を学び、対策を立てているのでしょうか。
中村さんには、「自衛隊の原発事故救援の課題」と題してお話を聞きます。
私たちは政府や自治体や消防や自衛隊が次の事故でどこまで対応する力を持っているのか、どのような問題を抱えているのか知る必要があります。どうぞこのめったにない機会を逃さず、ご参加ください。
どうぞよろしくお願い致します。
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<イベント>
DAYS原発災害対策を考えるシンポジウム
「次の原発事故が起こった時、私たちに何ができるのか」
-自分とまわりの人を守る方法 -
日時:2017年2月27日(月) 午後7時−9時半
場所:野方区民ホール 西武新宿線 野方駅 徒歩3分
http://www.nicesnet.jp/access/nogata.html
【登壇者】
「自衛隊の原発事故救援の課題 」
中村勝美( 元陸上自衛隊研究本部特殊武器研究室長)
「避難の困難と提言」
上岡直見 (環境経済研究所長《技術士事務所》 )
「国会事故調の提言は、何が生かされ、何が生かされなかったか」
田中三彦 (国会事故調査委員会委員)
「次の原発事故でメディアは役割を果たせるのか」
七沢 潔 (NHK放送文化研究所上級研究員 )
「原発災害対策フォーラムの紹介 ー ヨウ素剤配布など」
広河隆一 (DAYS被災児童支援募金・原発災害対策フォーラム世話人)
参加費:1000円 ※要予約
申し込みフォームhttps://ssl.form-mailer.jp/fms/96ce3a7e491343
メール:shienbokin@daysjapan.net
電話: 03-5376-7898
主催:原発災害対策フォーラム、DAYS被災児童支援募金
後援:DAYS JAPAN