
「正義感と負けん気が強くて、弱音を吐かず、明るい笑顔を絶やさない」
そんな山本美香さんは2003年4月にイラク・バグダットでジャーナリストの死を間近で目撃したそうです。砲撃を受けたパレスチナホテルの向かいの部屋にいて、この惨状を目撃した彼女。
それでも戦場にいくのをやめなかったのは、「戦争で犠牲になるのは女性や子どもたちです。不条理な死を強いられる彼らの声なき声を伝えていきたい」そんな強い思いがあったから。
自社の特派員の安全を守るため、危険な取材を委託されるフリーのジャーナリストの現状と、それとは別にプロとしての誇りを持って真実を伝えようするスピリット。
一枚の写真の向こうには、想像をはるかに超えた人間の思いの深さがあることが、
野中氏の文章から、そして何よりジャーナリスト山本美香さんの生き方から、伝わってきます。
営業部
佐藤典子