2012年09月28日

最初の小児甲状腺がんの症例の報に接して(広河隆一より)

最初の小児甲状腺がんの症例の報に接して

本人もご家族もどんな思いで医師の宣告を受けたのだろうか、どれほどの不安と恐怖にさいなまれているのだろうか。せめて医師は患者の身になって告知したのだろうか。それとも事実は学者のデータ管理庫の中にあって、本人家族にはまだ告げていないのだろうか。
チェルノブイリでは、検査の結果は親に伝えられた。しかし多くの親は検査結果を子どもに告げることができなかった。「がん」という言葉は大人でさえ耐えられないほどなのに子どもには重すぎる。 しかし子どもが自分の診断書を見つけて知ってしまうこともあった。子どもが知った後、泣き明かす母親を慰める子どももいた。子どもに襲いかかった事実に、父親が耐えられず、アル中になったり、離婚するケースが相次いだ。母親と子どもが残されたケースも多い。
今回検査を受けたのは18歳以下の8万人だという。その子どもたちの多くは、「自分ももしかしたら」と考えているかもしれない。次の検査で自分が宣告されるかもしれないと考えている子どもも多いに違いない。
権威を振りかざす医師や医師会や自治体や政府が、「安全」を説くのが自分の役割だと考え、子どもが放射性ヨウ素で被曝するのを予防する仕事を放棄した。安定ヨウ素剤を与えると不安をあおってしまい、自分たちがそれまで安全だと言ってきたことが嘘だということになってしまう。事故があり、ベントが決定され、被曝の危険性が高まることが分かっていても、子どもや妊婦のために当然やらなければならないことをやらなかった。
原発事故が起きたらすぐに何をしなければならなかったかは、専門家でなくても誰でも知っている。安定ヨウ素剤を飲むことと、妊婦、子どもの避難である。それを権威者はやらなかっただけでなく、むしろ妨害したケースさえある。ある医師は安定ヨウ素剤を大量に注文した。しかしそれは医師会にストップされた。これら医学界の犯罪は、メディアの犯罪調査とともにまだ手に付けられていない。
この程度の被曝では、安定ヨウ素剤が必要ないと、彼らは考えた。しかし彼らも含め、すべての関係者は、どれほどの放射能が放出されるか知らなかった。医師も政府も東電も分からなかった。そして、安定ヨウ素剤は、放射能が来る前に呑まなければ効果がない。結果的に多量の放射性ヨウ素が襲ったと分かってからではすべて後の祭りなのだ。そうしたことが起こらないように事前に服用するのが安定ヨウ素剤なのである。そんなことを知らない医学者はいない。だから医学者たちが今回行ったことは、判断の間違いというより、犯罪である。
発表された子どもの甲状腺がん発症は、放射能のせいではないと医学の権威者は言う。「なぜならチェルノブイリでは事故から3−4年後になって病気が急増したからだ」という。しかし実際にはチェルノブイリの事故の4年後に、日本の医学者たちは、小児甲状腺がんの多発を認めなかったではないか。「広島や長崎では小児甲状腺ガンは十年以上たってから現れたから、これほど早く発症するはずがない」とあの時彼らは言った。彼らは自分たちの知っている知識や経験を超える「万が一」という言葉を嫌う。「万が一」に備えることを恐れる。自分たちの限界を認めたら、学会のヒエラルキーは崩壊する。
しかし親が子どもを思う時、何よりも「万が一」で行動するものなのだ。そしてチェルノブイリ事故でも、スリーマイル事故でも、母親たちの懸念のほうが、医学者や政府や電力会社の判断よりも正しかったことが証明されている。
 今回の小児甲状腺がんの発症は、時期が早すぎるため、放射能とは関係ない、つまり原発事故とは関係ないと医学者たちは言う。そして8万人に一人という数字は、ふつうでもありうる数字だと言う。しかしこれまで彼らは、小児甲状腺がんは100万人に一人しか現れないと繰り返し発言していたのではなかったか。8万人に1人発症するのが普通だというなら、福島県の子どもの人口30万人余に対して、これまで毎年平均して3−4人の小児甲状腺がんが現れていたとでもいうのか。そんなデータはあるはずがない。
 このただれ切った日本の方向を変える力は、人々の意志と良心的医師たちの活動にゆだねられる。そして「万が一」にしろ被害者がこれ以上増えないようにすることに、すべての力を結集すべきで取り組むべきである。子どもたちを守るために。

 福島のこども支援プロジェクト「沖縄・球美の里」代表
 DAYS JAPAN 編集長
 広河隆一
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大阪【小原一真氏写真展と講演会】のお知らせ

DAYS JAPAN 2012年4月号の記事「若き原発作業員たち」の小原一真氏の写真展と講演会のお知らせです。

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原発作業員の写真の殆どは防護服で顔が見えないもの。その中に隠された一人の人間としての素顔を正面から捉えたのが小原一真氏。先日行われたDAYSフォトジャーナリズム祭 in YOKOHAMAでも、その写真パネルに多くの方が釘付けになっていました。関西方面の方、この機会にぜひ、お出かけ下さい。

○リバティー大阪(大阪人権博物館)(写真展/講演会)
・日時:2012年10月2日(火)-10月28日(日)
・入場料:500円
・講演会:10月14日(日)13:30-16:00 入場料:1500円(入館料込)
「誰が福島第一原発で働いているか」2012年8月以降の取材報告も行う。
・主催&問合せ先:リバティおおさかを応援する!プロジェクト
   メール: liberty-ouen@freeml.com
 
○大阪市住まい情報センター(講演会のみ)
・日時:2012年10月13日(土)18:30〜20:30
・入場料:1500円
・今年3月まで福島第一原発で収束作業員として働いていた小川氏を福島から招
 き、小原と対談を行う。
 主催/ お問合せ :DAYS JAPAN 関西サポーターズクラブ 
 メール:v-kansai@daysjapan.net

○京都造形芸術大学(写真展)
・日時:2012年10月24日(水)‒11月11日(日)
・DAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展 「地球の上に生きる2012」内に出展

どうぞよろしくお願いします。

営業部
佐藤典子
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2012年09月26日

広河隆一 鹿児島講演会のお知らせです

九条医療者の会かごしま主催の広河隆一講演会のお知らせです。
どなたでもご参加頂けます。ぜひ、ご来場下さい!

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2012年記念講演&総会日程決定!
【チェルノブイリとフクシマ 
     原発・いのち・子どもたちの未来は?】


講 師:広河 隆一さん (フォトジャーナリスト・DAYSJAPAN編集長)

と き:2012年9月29日(土)
   ・記念講演会  18:30〜(18:00〜開場)
   ・会員総会   17:30〜18:00
ところ:鹿児島市「よかセンター多目的ホール」

☆参加費:500円(高校生以下無料)(どなたでも参加できます)

福島原発事故の後、人々が報道の内容に疑問を抱いている中で、いま、求められている真のジャーナリズムとは何か、DAYS JAPANは何を目指して進んでいくのか。興味深い話が聞けることは、間違いありません。

主催・お問い合わせ:
九条医療者の会かごしま
〒899-4332 鹿児島県霧島市国分中央3丁目22-18
電話:070-5417-1302 FAX:0995-45-4938
ホームページ http://9joiryokagoshima.web.fc2.com/index.htm 
ブログ http://9jouheiwa.blog135.fc2.com/
E-mail: a-lpopas@po.synapse.ne.jp
命を守る医師・歯科医師・医療従事者は日本が戦争に進む道には反対です!

どうぞよろしくお願いします。

営業部
佐藤典子
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2012年09月25日

北九州【地球の上に生きる2012】小倉井筒屋にて明日から!

【地球の上に生きる2012 DAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展 in 北九州】

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昨年おととしと、小倉井筒屋で開催し、ご好評頂いたDAYS JAPANフォトジャーナリズム写真展「地球の上に生きる」を今年も開催します。

世界的な報道写真雑誌である『DAYS JAPAN』主催の第8回「DAYS国際フォトジャーナリズム大賞」。今回の受賞作品には、東日本大震災をはじめとして、世界の各地で立ちあがった市民の闘い、児童労働の現場など、大きな変化の中で厳しい現実に直面しつつ、この地球の上に生きる人々を捉えた作品が揃いました。また、同誌編集長の広河隆一氏の写真集「新・人間の戦場」より、同氏の原点ともいえるパレスチナの作品を展示します。

写真の中に展開される現実の世界に、私たちはどのように向き合っていくべきか。
―北九州から考える、未来の地球―
2012年の今、私達が想像すべき未来の地球像を探す写真展です。
1枚の写真から感じ取れるもの、それらをぜひ会場でお確かめ下さい。

日時:2012年9月26日(水曜日)から10月2日(火曜日)
10時から19時(最終日は17時まで)
会場:小倉井筒屋新館9階パステルホール
(9月30日から10月2日はパステルホールラウンジ)【会場地図 】
主催:JICA九州

9月29日(土)16時より、同時特別企画開催予定!
(詳細は、「地球の上に生きる」松永誠剛(まつなが せいごう)トークライブ イベント情報まで。)

お問い合わせ:
JICAデスク北九州 西宮(にしみや)
〒805-0062福岡県北九州市八幡東区平野1-1-1北九州国際交流協会内
TEL:093-662-0055   
FAX:093-662-6622
E-Mail: jicadpd-desk-kitakyushushi@jica.go.jp


北九州のみなさま、今年もぜひ、DAYS JAPAN の写真の真の迫力を、
直接たしかめにいらして下さいね!

営業・企画部
佐藤典子
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2012年09月24日

10月号に寄せられた感想―その2

秋分の日を挟んで、急に涼しくなりましたが、DAYS JAPAN 10月号を取り巻く熱気は、まだまだ収まりません!
Twitterに寄せられた感想、第2弾です。

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●Days Japan 10月号に亡くなられた山本美香さんが撮った写真と野中章弘氏の文/写真「それでも私は戦場に行く」。山本さんの写真は優しい。野中氏渾身のレポート。是非読んでみてください。

●昨日カフェでの指導があったので久しぶりに外出。カフェの目の前が大手の書店なので「DAYS JAPAN」を購入。山下医師の発言記録に驚き。 広河氏のコメントにいちいち納得する。山下は病人に関心は無く、病理に関心があるのだなとあらためて確認する。

●今月号のDAYS JAPANの山下俊一の発言記録は保存版だ これが日本の権威ある医師だと思うと暗い気持ちになる 


●DAYS JAPAN「告発された医師山下俊一教授その発言記録」読みました。ここまで酷いとなにか病的な感じがしますね。アドバイザーは無理ではないですかね。

●DAYS JAPANを買って来ました。山下教授の発言集です。これだけあれば、山下教授botできますね。

●山下俊一のような人間が偉くなる社会。こういう「タチ」の悪さをズルズルひきずって20年(?)。似たような奴がウジャウジャ偉そうにしているではないか。 :【広瀬隆さんより】DAYS JAPANが悪魔・山下俊一の発言録を大特集  - 日々雑感

●RT_Bot:昨日購入した『DAYS JAPAN』10月号を読んでいる。「告発された医師 山下俊一教授 その発言記録」は必読。嘘や詭弁で安全デマを撒き散らし福島の人達を避難させなかった山下俊一の罪は重い。

●@DAYS_JAPAN DAYSJAPAN10月号。ヒューマン・ジャーナリスト山本美香。その生き方に心打たれる。あの人は人間として立派だった。

● 怒り、そして悔しさで胸が一杯になり、家族で読んでいます。DAYS JAPAN 誌上でまとめてくださったことを感謝します。もうこの内容は英訳されているのでしょうか。

●昨夜、官邸前抗議をご一緒した方から、DAYS JAPANの最新号をいただきました 定期講読を申し込んだばかりなので、こちらは私用にして、送られてくるほうは、私もpresentすることに…どなたにしよう

●DAYS JAPAN 2012.10号。山下俊一発言記録と、佐藤幸子さんの「子どもの命は預けられない」が凄い。

●『DAYS JAPAN』10月号読了。山下俊一発言記録をはじめ、いつもながらズシリと重い記事が多い。最初と最後の動物写真に救われる。

●山下俊一教授については、今月の『DAYS JAPAN』「告発された医師 山下俊一教授 その発言記録」を読んで、改めて戦慄した。結局、データ目的のために、人体実験した(している)ってことだろ。 (live athttp://ustre.am/O5m4)

●DAYS JAPANの告発された医師を読んだけど、もう何が何だかわかんない…( ? _ ? )その後のブラジル・サルバドール都会の棄民たちの写真、映画のCITY OF GODを思い出した…

●そうか、今日はお彼岸だったんだ。線香焚こうかな。おはぎ、無い。DAYS JAPAN 10月号をパラパラしてた。ここでの瞬時の情報含め、いいのだけど、やっぱり、こうして紙媒体をパラパラする方が確かな気が…。シリア、少女の遺体写真を見詰めてしまう。悲惨だ。やっぱり…線香を焚こう。



圧倒的に特集「告発された医師 山下俊一教授 その発言記録」への感想が多いのですが、「シリア 山本美香さんの死」へのメッセージもたくさん頂きました。みなさま、本当にありがとうございます!
ツイッターを使われていない方は、ぜひ直接こちらまで感想をお送り下さいね。
book@daysjapan.net(担当:佐藤)

また、既に売切れで買えなかった方は、ぜひお近くの書店に直接御注文下さるか、ご住所、お名前、電話番号を添えて以下のアドレスまでメールをお送り下さるか、またはFAXで、ご住所、お名前、電話番号を添えてお送り下さい。(いずれも1週間前後でのお届けとなります。また、定期購読のお申込も承ります。)
e-mail: info@daysjapan.net(担当:総務都路)
FAX: 03-3322-0353

どうぞよろしくお願い致します!

営業部
佐藤典子


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2012年09月21日

10月号に寄せられたTwitter

本日の毎日新聞朝刊一面にDAYS JAPANの広告が掲載されています!

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以下は10月号に寄せられたTwitterのつぶやきから。更にたくさんのリツイートも頂いております。

『怒り心頭になりそうで読みたくないが、現実を見る必要あり RT』

『Days Japan Oct. 告発された医師 山下俊一教授 その発言記録:酷いものだ こんな医師が擁護されて、国民が犠牲になる構図。』

『今月の DAYS JAPAN 特集記事「告発された医師 山下俊一教授 その発言記録」圧巻の14ページ。福島、関東だけじゃなく、日本に住んでるみなさん知っておいたほうがいい… そして、自分で考える。 完全保存版でしょう』

『山下を追求するのに良い保存版資料! フォト雑誌『DAYS JAPAN』の今月号(2012年10月号)に「山下俊一特集」 日々雑感:【広瀬隆さんより】DAYS JAPANが悪魔・山下俊一の発言録を大特集 』

『「DAYS JAPAN」の最新号で山下俊一の311後の発言を振り返る。当時もツイッターでリアルタイムに読んでいたが、やはりそのデタラメさにあきれる。福島県住民の前で「100ミリシーベルトまでは全く人体に影響はありません」と断言。その後、県のHPで100ミリを10ミリに訂正』

『山下教授関連の記事を読むとすごく腹が立ったり悲しくなるのですが、伊原美代子さんの猫のフクマル コーナーが総集編ということで今までの写真がたくさん載っており、はげしく癒されました。厳しい記事を1つ読んでは、フクマルや象やライオンで気を持ち直し』

『DAYS JAPAN 10月号特集 ”「告発された医師」山下俊一教授 その発言記録" は、重要なところが赤字、広河さんのコメントが青字になっており、読みやすかったです。その後の保田行雄弁護士と佐藤幸子さんによる記事(各見開き2ページ)も同じテーマです。熟読しました。 #原発』

『DAYS JAPANの表紙は、久米島の保養施設『琉美の里』アマゾンで既に1位になってると広河さん、嬉しそう。日焼けした福島からのちびっこたちが元気に走りまわってる』

『今月の #days_japan 100ミリ山下の全コメント的なのがあったけど、まぁ上手だね。ちょいちょい政府を批判したりとか、不安な人が信じ易いやり口。 あと野生の雄ライオン6頭のまったり写真凄い。一群毎にボスが一頭ってイメージが覆った。俺らが知らない野生の理はまだまだあるなぁ』

『Days Japan知ってるかい?今月の特集「告発された医師 山下俊一教授 その発言記録」 御用学者の発言をこうして時系列で編集して頂くと、あまりに多い悪役達の果たしてきた役割が明確になってありがたい。#fb』

『昨日届いたDAYS JAPAN 10月号 山下俊一教授の発言記録が凄い!! 広河隆一さんに感謝』

『DAYS JAPANのこういう検証は素晴らしいです。事故直後の報道を検証した2月号も、今回の10月号も必読』

『Days Japan Oct. コンゴ民主共和国の鉱山労働者。搾取される惨状。アフリカの苦しみは長い。外国資本のぎせいになり続けている。このひとたちのために祈ることしか出来ないな』

『今月のDAYS JAPANが届いた。特集は山下俊一の発言の記録。ひどい発言のオンパレードです』

『今月のDAYS JAPAN。あの、ミスター大丈夫こと山下俊一医師を大特集。ここまで徹底して山下氏を取り上げた月刊誌って、無かったんではなかろうか』

『@DAYS_JAPAN 10月号来ました!山本美香さんの記事を読み、ジャーナリズムの持つ重要さを改めて認識。そして、山下俊一語録「告発された医師」の記事。子供の甲状腺異常というとんでもない事態を目の前に、実にタイムリー。#脱原発に一票』

『DAYS JAPANの10月号が届いて見開きの写真にびっくり!雄ライオン6頭が一緒にチルってる♡(◎o◎) こんなことはめったに無いそうよ。すんげえーカワイイ。』

『今月のDAYS JAPANが昨日届いて、山下俊一氏(福島の放射能リスクアドバイザーやったり県民の健康調査を仕切ってる人)の昨年3月以降の発言が時系列に資料として掲載されてるんやけど、読んだら怒りが沸くのが分かっているのでまだ読んでない。この人の言ってること本当におかしいのよ』

『病室にてDAYS JAPANを読んでいる。個人的な不安と、この国の将来に対する不安が募る…。今回の特集は、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下教授の発言記録。インチキぶりに唖然。こういう人が権威につくこと自体がこわい。他も重い記事が多いが、ミサオおばあちゃんで癒される』

『DAYS JAPANを応援したい。山積みの腐ったキャベツの中で、この雑誌だけは手の切れそうな、頁をめくるたびに血が噴き出しそうな、貴重な情報が詰まっている』



ページをめくる際には、ぜひお気を付け下さい。
みなさま、本当にありがとうございます!!

営業部
佐藤典子

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2012年09月20日

本日の朝日新聞夕刊にDAYS JAPAN の広告が掲載されています!

本日の朝日新聞夕刊にDAYS JAPAN10月号の広告が掲載されました。

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下段には定期購読のご案内もございます。
ぜひ、ご覧くださいね!

営業部
佐藤典子
posted by デイズジャパン at 15:51| Comment(0) | 営業部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DAYS JAPAN 10月号 本日発売です!

本日発売のDAYS JAPAN 10月号特集「告発された医師 山下俊一教授 その発言記録」
この10月号の紹介と先日9月16日〜18日に開催された「サブラ・シャティーラの虐殺事件から30年」の報告を三重にある特定非営利活動法人 広河隆一非核・平和写真展開催を支援する会の方が書いて下さいました。

【DAYS JAPAN 10月号】

◆表紙に
  「球美の里」の子どもたちの笑顔があふれています。
  そして「この笑顔を守れ!」と
◆特集は ・告発された医師 山下教授の発言記録
     ・シリアで亡くなった山本美香さんのこと
       "それでも戦場に行く"ジャーナリストたち

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◆連載「チェルノブイリとフクシマ」第9回は
     海渡雄一さんによる東電と政府は何を隠してきたのか
◆Topics ・ 4年に一度の祝島の神舞
     ・新疆ウィグル自治区
     ・南アフリカのプラチナ鉱山
他にも、コンゴ民主共和国 鉱山の光と影
    ブラジル・サルバドル 都会の棄民たち
高橋邦典さんによる
    「アフガニスタン 闇に葬られる虐殺の歴史」
浅尾省五さんによるアフリカゾウ「大地の使者」

などなど・・・頁を繰る指先が震える編集です。

【サブラ・シャティーラの虐殺事件から30年】

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9月16・17・18日、この日付に拘って
サブラ、シャティーラ30周年の超ミニ企画をしました。
30年も前のこと、誰も心向けてくれないかもしれない、
だから、でも、ひとりででも、3日間、
広河写真に囲まれた中でDVD(『NAKBA』第4章のDISC-8・9・10)を観て
30年前に思いを馳せて過ごすつもりでした。
・・・・・うれしい誤算でした!
多数ではないけれど、小さな事務局スペースに
3日間、来場者が絶えなかったのです。
パレスチナに心寄せられる方々から沢山お話が聴けました。
今日、18日もう少しで閉場しますが、でも先ほど
またおひとり女性が来場してくださり熱心に観て下さっています。


とてもすてきなご報告とDAYS10月号の紹介を書いて下さり、ありがとうございました!
広河隆一非核・平和写真展開催を支援する会では、広河のチェルノブイリのパネルなどを貸し出しています。
詳細は以下のリンクから。
http://goo.gl/M54Ea

どうぞ宜しくお願い致します!

営業部
佐藤典子

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2012年09月19日

編集後記(DAYS JAPAN 2012年10月号)


DAYS JAPAN 2012年10月号
告発された医師
山下俊一教授 その発言記録

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 ペンクラブの昨年の会議で次のように話した。「もし自分を作家と呼ぶなら、震災時に何をすべきだったのか」「ジャーナリストと呼ぶなら何をすべきだったのか」。これは自分たちのアイデンティティをかけた問いかけであり、同時に「作家」や「ジャーナリスト」を包み込む、より大きな「人間」というアイデンティティをかけた闘いだ。なぜなら人間、生物の命が脅かされているからだ。
 20代のころパレスチナで、詩人のダルウィーシュに会った。彼が「身分証明書」という詩を発表した時、その最初のフレーズ「俺はアラブ人だ!」という言葉に、1000人の観衆が総立ちになった。これは「俺は人間だ!」という叫びだった。その人間というアイデンティティを崩壊させようとするのが戦争であり核である。
 DAYS JAPANは事故後は食品放射能測定器やホールボディカウンターを福島に寄贈する募金を進め、その後DAYS被災児童支援募金を設け、子どもたちを守るための運動を続けている。しかし子どもを守るというごく当たり前のことのために、これほど多方面の闘いが必要だとは思わなかった。医師、メディア、教育委員会、科学者、政治家・・・・・・。ドイツは原発の行方を決めるために、倫理委員会を設置した。我々の未来を決めるためには、専門家の意見だけではなく倫理が必要なのだ。
 子どもたちを放射能の囚人にしてはならない。急がなくてはならない。ペンクラブには具体的な行動を求めたい。こうした思いを込めて、今回は医師たちの責任に焦点を合わせた増ページ特集を組んだ。
 このペンクラブ会議で誰かが言った「尖閣諸島や竹島どころではない。今私たちの国土は、放射能に侵略され、失われている。国境の内部にそれは起こっている」。この言葉が心に響いている。(広河)
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DAYS JAPAN 10月号特集「告発された医師 山下俊一教授 その発言記録」

昨日、広瀬隆さんも言及していたDAYS JAPAN 10月号の特集「告発された医師 山下俊一教授 その発言記録」発売前に既にネット上で大変な話題になっています。http://goo.gl/Wf1Sx

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今回の特集は編集長広河隆一が渾身の力を込めた企画。事故直後の2011年3月20日から最近に至るまでの山下俊一教授の発言を資料としてまとめています。

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実に14Pに亘るこの発言資料。一見すると文字ばかりですが、実際に読み出すとそのあまりの内容に誰もが驚き、読み進めざるを得なくなると思います。また、山下教授の発言の重要な部分は赤、広河のコメントは青で書かれているので、発言のどの部分がどんな問題を含んでいるのか、誰でもわかるようになっている所も大きな特色です。

質問者:先生にイエスかノーで答えていただきたいことが一つあるんですが、明日から天気のいい日は気持ちよく外を散歩していいということでしょうか。
山下:イエスかノーかっていうのは難しいですが、99.9パーセント、イエスです。理由は、これからマイクロシーベルトという単位で出ます。それをよく注目してみて下さい、100マイクロシーベルトまでならなければまったく心配いりませんので、どうぞ胸を張って歩いてください。
(広河コメント:「100マイクロシーベルト以下ならまったく心配はいらない」という言葉と矛盾する「100マイクロシーベルト以下はグレーゾーン」という言葉を山下氏は頻繁に語っている)
質問者:はい。
≪2011年3月20日 いわき市講演(後半のみ)〜P19の一部を抜粋≫

この10月号は、2012年2月号同様、すぐに売り切れになってしまう可能性があります。

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確実に手に入れられたい方はぜひ、お早目にお近くの書店、
または以下のアドレスまでお申込下さい。
info@daysjapan.net
どうぞよろしくお願いします。

営業部
佐藤典子
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2012年09月14日

いよいよ明日から!【地球の上に生きる2012 in 宮崎】

ついに宮崎での「地球の上に生きる2012 DAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展」の開催です。会場は宮崎日日新聞社本社1Fのイベントプラザ。今回の写真展では東日本大震災に関わる写真が数多く展示されています。いずれも、当時そこにいた人々の心情がじかに伝わってくるようなものばかりです。新聞や雑誌のページで見るのとは違い、まるでその場に居るかのような大きくて鮮明な写真パネルに、先に開催された福岡会場では多くの感動の声が寄せられました。
また、シリアをはじめとする中東の状況を写した写真も多数展示されます。
宮崎の皆さん、この連休はぜひ「地球の上に生きる2012 DAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展」まで足をお運びください!

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地球の上に生きる2012 DAYS JAPANフォトジャーナリズム写真展in宮崎

【日時】9月15日(土曜)から9月20日(木曜)
    10時から18時まで(最終日は15時まで)
【会場】宮崎日日新聞社 本社 1Fイベントプラザ
    〒880-8570 宮崎市高千穂通1-1-33
    Tel: 0985-26-9315
【主催】JICA九州

世界的評価の高い報道写真雑誌である『DAYS JAPAN』のご協力のもと、「第8回国際フォトジャーナリズム大賞」の受賞作品を含む80点におよぶ世界的なジャーナリストから寄せられた写真による報道写真展を宮崎で初めて開催いたします。

今回は「東日本大震災」「モンゴルの環境避難民」「リビアの革命」など、気候変動、紛争、児童労働、人権侵害などをテーマとした作品が揃っております。特に昨年国内を震撼させた東日本大震災については被害の深刻さとともにそこに生きる人々の姿を写し出しています。また、『DAYS JAPAN』主宰者であります広河隆一氏によるパレスチナをテーマとした「新・人間の戦場」は、紛争がもたらすものは破壊のみであることを訴え、平和を望む人々の戦いを改めて見つめ直す機会となるのではないでしょうか。

後援:宮崎県、宮崎県教育委員会、(公財)宮崎県国際交流協会、宮崎日日新聞社、NHK宮崎放送局、
MRT宮崎放送、UMKテレビ宮崎、エフエム宮崎、国際協力ネットワーク宮崎、宮崎県海外協力協会、
宮崎県青年海外協力隊を支援する会、宮崎県JICA派遣専門家連絡会

問合せ先:
JICAデスク宮崎 (担当:崎田)
住所:〒880-0805 宮崎市橘通東4-8-1カリーノ宮崎8F
Tel:0985-32-8457 FAX:0985-32-8512
Email:jicadpd-desk-miyazakiken@jica.go.jp
http://www.jica.go.jp/kyushu
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2012年09月13日

DAYS JAPAN 関西サポーターズクラブ主催の講演会のお知らせ

9月22日に大阪で開催される≪DAYS JAPAN 関西サポーターズクラブ≫主催の講演会のお知らせです。併せて、DAYS JAPAN 9月号の記事【閉ざされた国の変革と命題】もぜひお読みください!

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◆◆◆ ビルマ(ミャンマー)「変化」の行方 ◆◆◆

昨年からビルマ(ミャンマー)は、大きく民主化の道へ踏み出し、今もその歩みを進めているように見えます。しかし、少数民族の問題など私たちにはとらえられない国内問題も数多くあります。軍政下のビルマ全土を20 年にわたって歩き、取材を続けてこられた宇田有三氏。圧政に苦しむ少数民族をはじめビルマの人々の生活を撮り、世界に発信してこられました。
宇田有三氏の20 年に渡る取材と最新取材の報告、そしてロヒンジャ問題について語っていただくと共に、本年4 月に宇田氏に同行取材し、「ミャンマー・軍政20 年の真実〜フォトジャーナリスト・再会の旅〜」を制作した玉本氏から、宇田氏の取材を通して見えるビルマについてお聞かせいただきます。

宇田有三
フリーランスフォトジャーナリスト
1963年 神戸市生まれ。神戸大学大学院国際協力研究科 修了(法
学修士)。教員を経て渡米。中米の紛争地エルサルバドルの取材
を皮切りに取材活動を開始。現在、東南アジアや中米諸国を中心
に、軍事政権下の人びとの暮らし・先住民族・世界の貧困などの
取材を続ける。

玉本英子
1966 年東京生まれ。デザイン事務所勤務を経て1994 年よりアジ
アプレス所属。アフガニスタン、コソボなど中東や紛争地域を中心
に取材。2001 年以来、イラク取材は11 回におよぶ。2004 年、ドキュ
メンタリー映画「ザルミーナ・公開処刑されたアフガニスタン女性
を追って」を監督した。2010年10月、2012年3〜5月には宇田氏に同行しビルマを取材。共著に「アジアのビデオジャーナリストたち」
(はる書房)、「イラクで私は泣いて笑う」(JVC ブックレット)

日時:2012年9月22 日(土)18:15 開演(18:00 開場)
場所:大阪市立男女共同参画センター中央(クレオ中央)
    セミナーホール
   地下鉄谷町線四天王寺前夕陽丘下車徒歩3 分
   http://www.creo-osaka.or.jp/chuou/access.html
定員:100 名 事前予約は必要ありませんが、参加人数確認のため
   事前にお申込みいただければありがたいと思います。
参加協力費:1,000 円
主催:DAYS JAPAN 関西サポーターズクラブ
お問合せ・お申込み先 e-mail v-kansai@daysjapan.net
http://www.creo-osaka.or.jp/chuou/access.html
www.creo-osaka.or.jp

お近くの方は、ぜひご参加下さいね。

営業部
佐藤典子
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2012年09月12日

【沖縄・球美の里】沖縄で子どものレクリエーション・キャンプ

9月8日の「福島民友」に「沖縄・球美の里」の広告が掲載されました。

【沖縄で子どものレクリエーション・キャンプを。】
福島の子どもたちのための全国初のレクリエーション施設
「沖縄・球美の里」が久米島に完成しました。

〈参加費〉
小学生  無料
未就学児 無料(付き添いの母親は交通費のみ実費)
※毎月実施します。

●参加のお申し込み、お問い合わせは
「沖縄・球美の里 いわき事務局」へ。
TEL&FAX:0246-92-2526
Mail:tarachine@bz04.plala.or.jp
●応募者多数の場合、事務局で参加者を選考させていただきます。

〈また、次の方を募集しています〉
ボランティア、事務、保育、調理などの経験者。
ホームページから履歴書と申込書をお送り下さい。
http://kuminosato.net/

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基地問題と原発問題 シンポジウム【9月30日(日)】

基地問題と原発問題 シンポジウム

大田昌秀(元県知事)×肥田舜太郎(広島被爆医師)
ゲストスピーカー:斎藤征二(元原発労働者)

9月30日(日) 午後1:00〜5:00 
入場料:1000円、定員700名
場所:琉球新報大ホール (県庁左斜め前) 電話098-865-5254
託児室あり (5分前くらいには預けてください) 

大田昌秀:1925年生まれ。沖縄師範学校2年生当時、情報宣伝の部隊に配属、追い詰められて負傷しながら海に飛び込むが奇跡的に助かり、英語堪能の日本兵が終戦をいち早く教えてくれたことがその後の人生を決定づける。早稲田大学卒業後、シラキュース大学大学院ジャーナリズム科修了、東京大学新聞研究所研究員、ハワイ大学とアリゾナ州立大学で1年間ずつ教授・研究。琉球大学名誉教授、元沖縄県知事(1990〜1998年)、前参議院議員(2001〜2007年)。現在は大田総合平和研究所主宰。著作は共著含め80冊余。

肥田舜太郎:1917年生まれ。日本大学専門部医学科卒業。広島陸軍病院に軍医として勤務。原爆投下前夜、子供の急患で市外に往診に行き一命を取り留め、原爆投下直後から94歳まで被爆者治療にあたる。68年国連の「生存被爆者はすべて健康」という報告に驚き、被爆者の存在を国連に訴えるのをきっかけとし、海外で約250回の講演会を行い、78年内部被曝の海外書籍を初邦訳、5冊の翻訳書と6冊の著作。福島事故直後より健康相談を受け始め、今も全国から鼻血、下痢、発疹、発熱、甲状腺異常などの健康障害の相談を受けている。

斎藤征二:1940年生まれ。1967年より原発建設から15年間各地の原発で配管工として働く。1981年、敦賀原発放射能漏れ事故が起き、直後に国内初の原発労働者の組合を創設、労働条件の改善に尽力する。2003年以降、甲状腺腫瘍、急性心筋梗塞、腰部脊柱管狭窄症、緑内障、白内障のなど、内部被曝が原因と思われる多くの疾病に見舞われている。4歳の時、南大東島で父が戦死しており、戦争の犯罪性、国家の無責任体質、沖縄問題等に子供の頃より強い関心を持ち、戦争問題は、氏の被曝労働問題で闘う姿勢の基盤となっているという。

問い合せ先:竹野内真理 090−4002−3959 mariscontact@gmail.com
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2012年09月10日

9.11から11年【DAYS JAPAN 2011年9月号】

昨日の「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」では主催者発表で10万人以上が参加した、とのこと。「沖縄の問題は実はわたしたち一人一人の問題である」ということが、映像を通して、あらためて実感として伝わってきた方も多かったと思います。

21世紀に入って、わたしたちはまた不条理な戦争を目にすることになりました。その一つの大きなきっかけとなった事件9.11。11年経った現在、日本では既に過去の事のように扱われがちですが、アフガニスタンやイラクの人々にとっては、それ以前とそれ以後の生活に大きな亀裂が入ったままの状態が続いています。同時に大国アメリカの社会構造も、あの日を境に大きく変わっていきました。

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DAYS JAPAN 2011年9月号の特集【9.11から10年〜世界はどう変わったか】では、板垣雄三氏、斎藤美奈子氏、西谷修氏、池田香代子氏、七沢潔氏の5人が、それぞれの視点から「9.11とはなんだったのか」について語っています。

あの日配信された映像は、未だにわたしたちの心の奥深くに、決して抜けない棘のように刺さったままです。この痛みの実態に、もう一度向き合うことが、いまを生きるわたしたちに本当に必要とされていることなのではないでしょうか?

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また、この2011年9月号には福島第一原発の写真取材にジャーナリストとして初めて成功した小原一真氏の8Pにわたる記事の他、「子どもたちを被曝から守る全国団体リスト」「子どもが甲状腺がんの危険にさらされた時、自治体は何をしたか〜福島県各自治体・アンケート調査」など、いま再び見直してみるべき記事が多数掲載されています。

ぜひ、お手に取って見て下さい。
(バックナンバーは書店にてご注文頂けます。その他のご購入に関するお問い合わせは以下のアドレスまでお願い致します)
info@daysjapan.net

営業部
佐藤典子
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2012年09月07日

【DAYS JAPAN 9月号】若き視線がとらえた青い海と空と人々

【オスプレイ配備NO!】の意見広告が本日の東京新聞に1Pを使って大きく掲載されていました。「沖縄の人々に、これ以上の命の危険と苦痛を押しつけるのですか―これは私たちの問題です」賛同人は雨宮処凛さんや加藤登紀子さん他。9月9日の「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」に合わせ、【9・9沖縄県民大会と同時アクション】を呼びかけています。http://noosprey.xxxxxxxx.jp/

DAYS JAPAN でも、この沖縄の問題を継続的に扱ってきました。
2010年11月号では【若者の撮った基地と人々】という特集で、DAYSフォトジャーナリスト学校2期生が、編集長 広河隆一と元シカゴトリビューン紙の高橋邦典さんとともに行った沖縄ワークショップで撮影した写真が掲載されています。ここで彼らが「私たちの問題」として感じ取った沖縄の写真は、どれも心に響くものばかりです。また、この2010年11月号のトピックスでは、いち早く普天間基地へのオスプレイ配備問題を取り上げています。

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そして現在発売中のDAYS JAPAN 9月号に掲載されているのは、DAYSフォトジャーナリスト学校3期生たちの写真と文による【若き視線がとらえた青い海と空と人々】彼らが滞在した久米島で見たもの、感じたことを、生き生きとした若者らしい写真と文章で綴っています。また、DAYSフォローアップには沖縄でのワークショップから彼らが学びとったことを率直に訴えかけていて、印象的です。

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2010年11月号、発売中の最新号9月号と併せて、ぜひお読みください。
どうぞ宜しくお願い致します。

営業部
佐藤典子


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2012年09月06日

【サブラ、シャティーラの虐殺事件から30年】広河隆一写真展のお知らせ

三重の広河隆一写真展事務局より、9月16日〜18日に開催される【サブラ、シャティーラの虐殺事件から30年】のお知らせです。期間中、広河隆一写真展≪1982.9 サブラ、シャティーラ≫とDVDアーカイブス版『NAKBA』から第4章サブラ、シャティーラの虐殺が上映されます。

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【サブラ、シャティーラの虐殺事件から30年】
今年9月18日はあのサブラ、シャティーラ難民キャンプの大虐殺から30年になります。30年! パレスチナ難民を取り巻く環境はいまだ希望が見えません。忙しい世界は30年前のことなど忘れてしまって体制側も反体制側も、目前のことに精一杯です。でも、この30年前の事件を忘れてはいけないとの思いから下記の企画を致しました。

◆サブラ、シャティーラ30年を心に刻む
・とき   9月16・17・18日 10時〜20時
・場所   広河隆一写真展事務局
      三重県津市大門7-15 津センターパレス4F
・参加費  無料
・内容   広河隆一写真展 
       <1982.9サブラシャティーラ難民キャンプ>
アーカイブス版『NAKBA』第4章の上映
    (Disc 8・9・10の連続上映)
   <サブラ、シャティーラの虐殺>

・お問い合わせ 0529-229-3078(広河隆一写真展事務局)

センターパレスビルは、今、大工事中のため別室を確保できませんでした。
小さな事務所スペースでの開催ですが3日間、深く思いを致したいと思います。
単身ででも、お誘いあわせてでもどうぞお越しください。
どうぞよろしくお願い致します。
posted by デイズジャパン at 10:51| Comment(0) | 営業部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【職員募集】DAYS JAPAN/「沖縄・球美の里」

DAYS JAPAN パート/職員を募集します。
職種:企画・イベント 
応募資格:英語が話せる方
履歴書と志望動機を下記までお送りください。
〒156-0043
東京都世田谷区松原1-37-19-402
DAYS JAPAN企画イベントスタッフ採用係

また東京事務所と久米島では事務職員も募集しています。
応募希望の方はお問い合わせ下さい。
info@daysjapan.net


企画・イベントスタッフの募集は終了致しました。
ご応募ありがとうございました。(2012年10月1日更新)
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2012年09月05日

シリア内戦の悪循環と外部の介入【DAYS JAPAN 9月号】

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山本美香さんの死をきっかけに、日本でもシリアの状況に関するニュースが頻繁に流れるようになってきました。しかし、シリアでいったい何が起きているのか、ということの全体像を掴んでいる報道は、あまり成されていないのが現状だと思います。DAYS JAPAN 9月号では、子どもを連れて爆撃のさなかを逃げる市民の姿を捉えた写真などと共に、東京外国語大学教授 黒木英充氏に、今日に至るシリア情勢のいきさつを、わかりやすく書いて頂きました。

ぜひ、ご一読下さい。

営業・企画担当
佐藤典子

posted by デイズジャパン at 15:27| Comment(0) | 営業部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月03日

いよいよ明日から九州で「地球の上に生きる2012」がご覧いただけます!

【DAYSフォトジャーナリズム祭 in YOKOHAMA 2012】は8/26(日)に無事終了致しました。
お陰さまで期間中、大勢の方にご来場頂き、感動の声を多数頂きました。ありがとうございました。
http://www.facebook.com/daysjapan.yokofes

さて、明日からは【地球の上に生きる2012】JICA九州主催で、福岡、宮崎、北九州、熊本で開催されます。
東日本大震災関連の写真、アラブをはじめとする市民の闘いに関する写真など、この1〜2年にかけての日本と世界の出来事が、約60点の写真を通してリアルに再現されます。また、横浜でも子どもたちを中心に大好評だった動物たちの生き生きとした姿を写した写真や、DAYS編集長広河隆一が見つめ続けてきたパレスチナの写真など、あなたの心に深く響く一枚が、この写真展には必ずあります。

毎年開催されるこの九州展、いよいよ明日、福岡からスタートします。お近くの方は、この機会にぜひ、足をお運びください!各会場の会期は以下のとおり。詳細はこちらのページからご覧ください。
http://www.jica.go.jp/kyushu/event/index.html#a0904-01
・福岡会場 9/4(火)〜9/9(日)
・宮崎会場 9/15(土)〜9/20(木)
・北九州会場 9/25(火)〜10/2(火)
・熊本会場 10/5(金)〜10/14(日) 


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【地球の上に生きる2012 DAYS JAPANフォトジャーナリズム写真展 in 福岡】

日時:9月4日(火曜)から9月9日(日曜)
   10時から19時(最終日は17時まで)
会場:西鉄ホール
   福岡市中央区天神2−11−3 ソラリアステージ6階
TEL:092−734−1370
【地図】http://www.nishitetsu.co.jp/nnr/solaria/hall/access.htm
主催:JICA九州   
共催:ラブエフエム国際放送(株)

一昨年、福岡で開催しご好評頂いたDAYS JAPANフォトジャーナリズム写真展「地球の上に生きる」を2年ぶりに開催します。世界的な報道写真雑誌である『DAYS JAPAN』主催の第8回「DAYS国際フォトジャーナリズム大賞」。今回の受賞作品には、東日本大震災をはじめとして、世界の各地で立ちあがった市民の闘い、児童労働の現場など、大きな変化の中で厳しい現実に直面しつつ、この地球の上に生きる人々を捉えた作品が揃いました。また、同誌編集長の広河隆一氏の写真集「新・人間の戦場」より、同氏の原点ともいえるパレスチナの作品を展示します。

写真の中に展開される現実の世界に、私たちはどのように向き合っていくべきか。
―福岡から考える、未来の地球―
2012年の今、私達が想像すべき未来の地球像を探す写真展です。

1枚の写真から感じ取られるもの、それらをぜひ会場でお確かめ下さい。

後援:福岡県、福岡市、(財)福岡県国際交流センター、(財)福岡国際交流協会、福岡国際関係団体連絡会(FUKU-NET)、(特活)九州海外協力協会、福岡県青年海外協力協会、福岡県青年海外協力隊を支援する会、(特活)NGO福岡ネットワーク、NHK福岡放送局、毎日新聞社、読売新聞社、朝日新聞社、西日本新聞社
協力:DAYS JAPAN
提携:西鉄ホール

【特別企画:トークイベント】
日にち:9月9日(日)
会場:西鉄ホール
13:30〜14:30 
フォトジャーナリスト 安田菜津紀氏トークライブ
「写真で伝える世界の“今”」
14:40〜16:10 トークセッション
「世界の笑顔ために私たちができること−私たちの未来・地球を考える−」
安田菜津紀氏(フォトジャーナリスト)×小川恵美子氏((特活)ソルト・パヤタス事務局長)
コーディネーター:佐藤ともやす氏(LOVE FM DJ)
参加費:無料
定員:150名 ※定員になり次第締切ります。
お申込み方法
・ お電話、FAX、またはEメールにてお申し込みください。
・ お名前、ご連絡先、参加人数をお伝えください。
・ 必ず「地球の上に生きる2012in福岡 トークイベント参加希望」とご記入ください。

【同時開催】
安田菜津紀氏写真展「2009年 写真ユースフォトコンテスト大賞作品」

問合せ先:
お申込み・お問い合わせ先
JICAデスク福岡 古賀
福岡市中央区天神1−10−1 福岡市役所北別館5階 福岡国際交流協会内
TEL: 092−733−5638
FAX:092−733−5635
Email:jicadpd-desk-fukuokashi@jica.go.jp
posted by デイズジャパン at 13:13| Comment(0) | 企画部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする