2009年01月18日

白リン弾の恐怖

(BBCのインターネットサイトで伝えられたニュース Eyewitness: Gaza's medical crisis の抜粋です)
ガザのシーファ病院にいる医師アブ・シャバーン氏(英国に本部のある慈善団体の援助でガザにいる医師です)の話です。原爆直後に治療にあたっていた医師の話を読んだことを思い出します(青柳)

http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/7830302.stm

ここでもう25年働いていますが、こんなことにはかつて遭遇した事がありません。 市民に、2−3歳のこどもに、こんなに負傷者が出たことは未だかつてありません。 人数に関しても傷の度合いに関しても、です。我々にはいま到着しているあれだけの患者を治療するだけの力はありません。だから、エジプトとの境界が開いたら、即座に治療が最も困難な重症患者をむこうへ送り、比較的治療が困難でない患者はこちらにとどめるのです。ここはいま地獄のようです。家が上から崩れてきたり、砲撃を受けたり燃やされたりして、家族という家族がすべて苦しんでいます。本当に悲劇です。我々のところには奇妙なやけどを負った患者がたくさん入ってきています。いままで我々が処置してきたようなものとは全く異なる、ふかいやけどです。傷口からひどい化学物質の異臭を放っています。この傷は長い間煙をだします。塩と水で洗おうとすると何らかの反応が起きて皮膚から泡が出ます。そして患者はひどい痛みを訴えます。また皮膚組織が重く破壊されている場合もあり、腕全体を切断しなければなりませんでした。
我々にはどういう治療をすべきかわからないのです。主な問題はどういう兵器が使われたのか、我々にはわからないということです。ノルウェーから来ている医師がいて、白燐弾ではないかといっていますがはっきりとはわかりません。もしそうだとしても、我々には経験がなく、白燐弾による傷にどう対処すべきかわかりません。我々は世界中の医師の助けを求めています。どういう兵器がこれらの傷を起こさせ、どう対処すべきなのでしょうか?傷から出てくる化学物質の臭いは、医療チームに有害でしょうか?長期的な影響はなんでしょうか?
我々には見当もつきません。何が言えるというのでしょう?患者を安心させようと我々はしているのですが、どうしようもありません。
私はもう36時間一睡もしていません。管理者ではないので、こういう状況であとどのぐらい人々を治療しつづけられるのかわかりません。最低限の供給しかなくとも私は永遠に働くつもりです。攻撃が続く限り働きます。そうしなければならないからです。

(青柳泉訳)


posted by デイズジャパン at 18:54| Comment(4) | ガザ空爆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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